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おっかなびっくり初ハワイ(1)

 ハワイ初日、とりあえずノースへボードを買いに行きました。
 以前日本でボードを修理に出したショップの方とハワイの話をした時に、7'位のガン(ボード)があると大分楽だよ、と聞いていたので、7'のガンを買おうと決めていました。
 日本であらかじめ買っていたガイドブックに乗っていた、場所が分かり易そうなサーフショップに目星を付けて目指してみると案外簡単にたどり着きました。
 店員さんに相談すると、エポキシボードを薦められ、浮力があり、しかも丈夫という点を気に入ったので、予定よりも短めの6'8のガンを買いました。普段使っているボードと勝手が違い過ぎると困るので、浮力も幅もあまり大きくないものにしました。
 店員さんがこれはジョンカーパーだから、みたいな事を言っていましたが、僕はよく知らなくて、あー、位しか言えませんでした。

 翌日、あらかじめ友達から聞いていた、ダイヤモンドヘッドの近くのポイントに行きました。ちょっと道を間違えたり、行き過ぎたりしたけど、無事到着。結構人が多かったので、いつもの習性で、空いているとなりのポイントに入る事にしました。
 このポイントはガイドブックに載っていて、浅いリーフがどこで、ゲットはこっちからとか事前に読んでいたのですが、テキトウな性格が発揮され、遥か沖の目指すポイントまで一直線にゲッティングアウト。やけにボトム(海底)がはっきり見えるなーなんて思いつつ、無事にポイントまで到着。
周りには5、6人位で、僕は少し離れた場所でやったので、初ボード&初ハワイの波をじっくり確かめる事ができました。
 しかし、初めての波の場所で、普段使っていないようなボードというのはあまりお勧めできません。一発目の何でも無いドルフィンを見事失敗。なにを間違えて失敗したかも分からないくらいでした。あまり大きくない波で練習しようとすると、波を捉まえるのに苦労し、ガンボードって思っていたほどテイクオフが早くないんだと思っていたところ、実は乗ろうとしていた波が小さくて割れにくいだけで、もっと大きめの掘れた波なら違和感無くテイクオフができる事が分かり、それからはどんどん大きめな波(といっても肩くらい)にチャレンジ。しかしターンがぎこちないし、小回りなんて全然利かない。でもだんだんスピードが出るようになって来て、結構楽しかったです。
 ひとしきり楽しんだので最後はいつものように波に乗った後、ボードの上で腹這いに。結構ぐんぐん岸の方まで行ける。こりゃいいと思っていたら、やけにボトムの岩がくっきりと、そして早いスピードで後ろに流れて行くのが見える。ゲゲ、すごく浅そう。なんか不安になって来た頃、失速してきてついにストップ。パドルすると、手がボトムの岩にぶつかり、海藻だか、イソギンチャクだかが当たって気持ち悪い。しばらく頑張ってパドルしてみたけど、浅すぎてあまり進まないし、気持ちも悪いので、歩いて行く事に。そーっと立ち上がってみると岸はまだまだ遠く、そして今いる場所は、岩場のド真ん中という事が分かりました。いて、いて、なんて一人でつぶやきながら、ゆっくり岸を目指し、しばらく歩くとやっとパドルができそうな深さになり、無事岸まで戻りました。岸を歩いていると足から血が。痛いとは思ったが、まさか切れていたとは・・・。明日からのサーフィンはどうしようなんて思いつつ、ハワイの初サーフィンは終了しました。

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