![]() ★明るいレンズを選ぶ オーロラの撮影には、レンズは明るいほど良い。
もちろん、どういった写真を撮るかにもよる。
オーロラの醍醐味はゆらゆらと動く姿である。長時間の露出をしていては、動いている部分
が露出オーバーで完全につぶれてしまう。 だが、どうも世の中のオーロラ写真は、この露出オーバーでつぶれたものが喜ばれているらしい。 F1.8のレンズを用意した。いくら暗いオーロラとはいえ、ISO1600設定で、1s以下の露出時間
で十分との計算だ。 ![]() 『動きを止める』というのは、見たことのない人には良くわからない感覚かもしれない。まぁ、
何度か試して、気に入った設定を見つけることができればOKだろう。 ただ、明るいレンズ(F値の小さなもの)を使うほど、近景はピンボケしやすい。
周りの森や建物を入れようとするならば、できるだけ遠くになるように配置するなど工夫が必
要。 逆に、新月では。
地平線に出たオーロラをじっくりと写すこともできる。
こちらはわざとF3.5くらいの暗めのレンズを準備する。星と森を入れる。 肉眼では物足りないが、写真にするといい味を出してくれる。 ![]() ![]() ★広角レンズを選ぼう
なんといっても広角レンズが必須。できるだけ広角が良い。これも好みになるが、魚眼レンズ
を使用する人もいる。 はじめは魚眼レンズを嫌っていたが、実際使ってみると結構面白い。 何より画角が広いのがいい。 ![]() 魚眼レンズを使用すると、どうしても画面両サイドが歪曲する。それも味だが、人が写りこん
でいたりすると、不自然。当然、記念写真は中央のみ。 金銭的にもプロで無いならば20mm近辺がいいのではないだろうか?
海外旅行するときにいつも思うのだが、望遠レンズは準備しても使ったことがない。いつも、
広角レンズばかり使っている。何を撮るかにもよるが、19〜35のズームレンズがあれば、不自 由したことがない。その辺の焦点距離で、F2.8くらいのレンズを用意しておけば、昼の観光・夜 のオーロラともにOKだろうと思う。 いつも行ってから思うんだ。
『私、何考えて300mmなんて持ってきたんだっけ?』って。
★予備レンズを持とう
駆動部分を含んだレンズは、いつ壊れるかわからない。低温は恐ろしい。自分の吐いた息が
かかって、凍りついたりもする。そうなったら、その日はあきらめるしかない。低温下でのレンズ 交換はあまりお薦めできない。 初日、慣れていなくてレンズを痛めつけ、撮影機材が『ぱー』となってしまえば、泣くに泣けな
い。レンズは予備を持とう。 予備レンズは、できるだけ構造がシンプルなものを選ぼう。焦点距離は長くなるが、単純なだ
けに外界の状況に影響されにくい。壊れにくいのだ。オススメはCANON 50mm F1.8実売価 格で\9,000くらい。小型で邪魔にならない。単純な構造。デジタル一眼で使用すると、80mmの 中望遠となってしまうが、予備としてはいいのでは?天頂部から降り注ぐオーロラの、中心部 分だけ狙ったりしたら綺麗かも知れない。
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