コンパクトデジタルカメラでの撮影


★すべてのデジカメで撮影できるわけではない。
 コンパクトデジカメとひとくくりにしても、撮影できないものもある。
 
 最低条件は、おおよそ以下の通り。

@感度ISO400以上の設定が可能
Aシャッター速度10秒以上の開放が可能
Bリモコン遠隔操作できるリモコンが使用可能
または、セルフタイマーが使用可能
※シャッターを押す時にぶれてしまうので、リモコンが使えない時には、必ずセルフタイマーを利用する。
C固定三脚に固定ができる
D明るさF2.8以下が望ましい
(ズームレンズなら、広角側)

 以上を満たしていれば、写る確率が高い。

 これからオーロラを見に行く方で、ちっちゃいデジカメを新調される方は、どうせなら上のスペ
ックを満たすものを購入して、オーロラにチャレンジしてみるのはいかがだろう。

 また、マニュアルで上記設定ができない場合でも『星空』『花火』といった撮影モードで写る場
合もある。
 逆に、どう頑張っても写せないデジカメもある。たとえば2007/01現在の携帯電話各種。見た
ところ撮影できそうな機種は無い。
 有名メーカーでも撮影できない機種もたくさんある。撮影できない機種の方が多いかもしれな
い。日常の撮影ではここまでの性能を使うことは、まず無いし。
 当然のことながら、メーカーの保証温湿度域を大幅に逸脱し
ているので、壊れても自己責任。
 メーカーに『オーロラ撮れますか?』と聞いても、『そんな低温で使わ
ないでください!』という答えが返ってくる。



★三脚
 コンパクトデジタルカメラなら、小型のもので十分。
 
 風には弱いけど。

★バッテリー
 冷え切らせない方がいい。
 けれども・・・・・・最新機種は消費電力が少なくなっている。
 2007/01 極寒の中EOS KISSデジタルを必死で防寒し、300枚の連続撮影に成功したが、
IXYデジタル900ISは、何の防寒もせずに20数枚撮っても問題なく動いていた。バッテリー警告
も出ていなかった。それほど気にしなくてもいいのかもしれない・・・・・・でも、予備は持って、冷
え切らせないようにしておいたほうがいい。

★取り扱い 
 撮影が終わったら、外気のままビニール袋に入れて、固く口を縛る。
 それから暖かい部屋に持ち込む。
 そうしないと、カメラ全体が結露してしまうので、故障の原因になる。当然、メーカー保証範囲
外。
 
 コンパクトデジカメなら三脚ごとでもかまわない。邪魔なようならカメラだけ袋に入れる。
 袋の中に入れたまま、暖かい部屋で室温に戻るまで放置する。完全に室温に戻ってから、袋
を開ける。


★撮影例
 IXYデジタル900IS
 
 
 なかなかいいカメラです。
 マニュアルモードがあるので、各種設定が可能。ISO1600まで設定できる。

 
 ※画面はハメコミ合成ではありません。本当だってば。



IXYデジタル900ISのオーロラ写真



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