Laste renovigita en 2003.02.05
古来江戸っ子は「ひ」の発音ができず「し」になってしまうと言われ
ています。
ものごとがダメになることを「おしゃかになる」などと言いますが
(死語か)、ある本でものすごい説を読みました。鋳掛屋(いかけや)
だか鍛冶屋だかが仕事をして、火が強くて失敗してしまった。江戸っ子
だった彼は「シが強かった」と言ったのだそうです。「しがつよかった」
→「しがつようかった」→「しがつようか」ところで4月8日といえばお
釈迦様の誕生日でございます。そこから「おしゃかになる」という成句
が生まれたとか(まるで落語のまくらみたい)。
ことほどさように、江戸っ子は「ひ」を発音できないものです。
そこで、このテスト。あなたの江戸っ子度を測ってみましょう。計測
は大切です(笑)
知り合いの某下町っ子に試したら、なかなかの精度(?)でした。
下の文章を早口で読み上げよ
2002.05.29
- 光が丘の東に引っ越した。費用を引き落としに行ったがひきがえるの
ひき逃げを見て引き返した。
- 引継ぎで引っ張られて引っ掻き傷ができてひりひりした。
- 肥料の使用に関する資料の費用。
- 火をおこして挽き肉を焼いたら火が強くて悲惨な目にあった。
- お冷やをください。
- 寝室の品質は非常に悲観的だ。
2003.02.04: 立春記念(うそ)
- ひがんだ牝馬がひなたぼっこ。
- 筆舌に尽くしがたい筆圧。
- 牛に引かれた独り者が車に轢かれた。
- 引かれ者が小唄を歌って叱られた。
- 彼岸花を日向で日干ししたらひからびた。
- ひなびたシナチク、しなびた雛菊。
- 伸縮する顰蹙(ひんしゅく)。
2003.02.05: その気になればいろいろ出てくるんだぜ
- ヒッチハイクで失地回復。
- 必死に避寒する悲観的なヒヒ。
- 披露宴の疲労で瀕死の紳士は試乗か非常以外には指定席には否定的
だ。
- 飛翔に支障なし。
- 嗜好品のコーヒーを公費で試行する。
- 逃避先で凍死。
- 逃避行への投資乞う。(ただの駄洒落になってきてるな)
- 肥料を拾う四郎の疲労。
- 羊歯の襞(ひだ)と皺(しわ)に関する卑猥な悲話。
いや、もうネタ切れだろう。
(つづく……のか?)
©Copyright Noboru HIWAMTA (nulpleno). All rights reserved.