LaTeX報告書生成マクロ・repgen

Last update on 2000.08.10


概要

目的 LaTeXコマンドをまったく入力することなしに、LaTeX文書を書けたらいいな
対象言語 pLaTeX2ε 2.1.8(たぶん)
記述言語 Awk

説明

 LaTeX(TeX)が超強力な組版言語でありプログラミング言語であること は、NOP. の他のページで紹介した 本を見てもらえればお判りかと思います。
 超強力なのはうれしいのですが、(プログラミング)言語の弱点は、 したいことをするのにプログラムしなければならないというと ころです。これをある人は次のように言っています。 「LaTeX(TeX)は確かに強力だが、いちいちLaTeX(TeX)のソースを書くのは 愚かである」。

 その頃、職場にはPC9801も極めて少なく、従って○太郎なんてワード プロセッサーもなく、親会社製のワードプロセッサー専用機はあったも ののやはり台数も少なく、マッキントッシュはかろうじて一台か二台と いったありさまで、文書の整形・印刷にはとても厳しい状況でした。
 そんな中、MC68030を積んだUNIXワークステーションは元気で強力で、 一部の人たちはLaTeXを使って設計文書を作成していました。このパワー をみんなに解放してあげたい。そうすれば、この「ワープロ日照り」は ちょっとは解消されるだろう。
 しかし問題は、そのためにはみんなLaTeXを使えるようにならなけれ ばならない、ということでした。慣れてくれば自由自在に書けるし、雛 形を拵えておいて使い回すこともできるでしょうが、鬱陶しいものは鬱 陶しい。みんながみんなLaTeXに興味を持っているわけではないし、ま していちいち言語を学びたいわけじゃありません。(なんと、当時は ぼくも、LaTeXには対して興味のない人間でした)

 そこで、入力はできるだけ省いて、いわば「最小の労力でそこそこの LaTeX文書を生成する」ことができるようになればいいな。 と思って作ったのが、この「報告書生成マクロ」です。
 当時ぼくが入れ込んでいたAwkという言語を使って、マクロ処理系を 書きました。

動作環境

マクロ仕様

 マクロの仕様は、troffという植字言語に似せることにしました。 深い考えがあってのことではありません。ホントはこのマクロの仕様も 載せなければなりませんが、もうかなり昔の話で忘れているので、 ズルを決め込みます。 マクロ処理系のソースから想像してください(ひどいなあ)。
 それから、何分ずいぶん昔に書いたものなので、若書きです。 悪しからずご了承ください(永遠に若書きという話もあるけど)。

プログラム

これです


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