ボックス型カレンダーQ&A


縦(横)型カレンダーQ&A


Q6. 画像の上にカレンダーを配置したい。

A6. 画像が背景となるようにカレンダーを表示するには、図のリンク貼り付けを使います。
  ※Excelの「書式→シート→背景」で表示した画像は、印刷の対象とはなりません。

[手順]

(1)これまでの手順で、任意の形式のカレンダーを作成します。

(2)シートの枠線を非表示にします。
  ・メニューから、「ツール→オプション」として、オプションダイアログを表示します。
  ・表示タブをクリックし、ウィンドウオプションの「枠線」のチェックをはずします。
  ・「OK」をクリックして終了させ、セルの枠線が消えたことを確認します。

(3)カレンダーと別シートに画像を挿入します。
  ・「挿入→図→ファイルから」で、背景にする画像を挿入します。
  ・画像の大きさなどを調整します。

(4)カレンダーを画像の上に貼り付けます。
  ・カレンダーの貼り付けたい範囲を選択して、「コピー」します。
  ・画像のシートに切り替えます。
  ・「Shift」キーを押しながら、メニューの「編集」をクリックします。
  ・「図のリンク貼り付け」をクリックします。
  ・表示されたカレンダーは「図」となり、移動や大きさの変更が可能となります。

※元のカレンダーを変更すると、画像上のカレンダーも同様に変わります。

Q5.祝日名を表示しないで、祝日に色をつける方法は?

A5.祝日の判断方法を変えることで、同じように条件付き書式で色をつけることができます。
   COUNTIF関数で、祝日テーブルに当該日付が登録されているか調べることで可能です。

[手順]

(1)祝日テーブルの日付欄に「名前」を付けます。
  ・祝日テーブルの日付欄を範囲選択します。
  ・「挿入→名前→定義」名前欄に任意の名前を入力します。(例:祝日)
  ・参照範囲欄に表示されている範囲を確認して「追加→OK」をクリックします。

(2)条件付き書式を設定します。
  ・カレンダーの条件付き書式を設定したい範囲を選択します。
  ・「書式→条件付き書式」として、条件付き書式ダイアログボックスを表示します。
  ・左側のボックス右の▼をクリックして、「セルの値が」を「数式が」に変えます。
  ・右側のボックスに「=COUNTIF(範囲,検索条件)」を入力します。
   ※祝日テーブルの名前定義「祝日」でセルB2に設定するときの数式は、
      =COUNTIF(祝日,B2)>0 となります。
  ・書式ボタンをクリック、フォントの色から「赤」を選択し「OK」をクリックします。
  ・祝日以外の条件付き書式も設定して、「OK」をクリックします。

※祝日名を入れたカレンダーを作成し、祝日名の列(行)を非表示にすることでも可能です。

Q4.横型カレンダーに画像を挿入したい。

A4.カレンダーを用紙の幅にあわせてから画像を挿入し大きさを調整します。

[手順]

(1)「ページ設定」で印刷する用紙の大きさや向きなどを設定します。
  ・「ファイル→ページ設定」でページ設定ダイアログボックスを表示します。
  ・「シート」の印刷範囲に、仮の印刷範囲「B2:AF7」を設定します。
  ・「ページ」で印刷の向き「横」、用紙サイズ「A4」とします。
  ・「次のページ数に合わせて印刷」をチェックし、「横1×縦1」とします。
  ・「印刷プレビュー」ボタンをクリックします。

(2)印刷プレビュー画面で「余白」の調整をし、拡大/縮小の比率を決めます。
  ・「余白」ボタンをクリックします。
  ・余白ハンドルをドラッグして、上下左右の余白を調整します。
  ・「設定」をクリックし、「ページ」タブ拡大縮小印刷の「拡大/縮小」をチェックします。
   ※ページの境界線を表示するために、拡大縮小印刷の指定を変更します。
  ・「OK」で印刷プレビューに戻り、「閉じる」ボタンでプレビューも閉じます。

(3)カレンダーの前に行を挿入し、画像表示用の領域を空けます。
  ・AF50からB1までをドラッグします。(横はカレンダーの幅、縦は1ページ以上)
  ・「ファイル→印刷範囲→印刷範囲の設定」で印刷範囲を設定しなおします。
  ・行番号2から30程度までをドラッグし、「挿入→行」をします。
  ・ページ境界の破線との過不足を調べて、必要な行数を挿入または削除します。
   ※行の削除は、行番号を選択して「編集→削除」をします。
  ・調整が終わったら、1ページ分を範囲選択して再度「印刷範囲の設定」を行います。

(4)画像挿入をしやすくするために、印刷範囲外の列Aを削除します。
  ・列Aを列選択して「編集→削除」をします。

(5)画像を挿入します。
  ・画像を挿入する位置、セルA1をクリックします。
  ・「挿入→図→ファイルから」、ファイルの場所とファイルを指定して「挿入」します。

(6)画像の大きさを調整して、カレンダーを仕上げます。
  ・画像の大きさの変更は、画像四隅のハンドルをドラッグして行います。
  ・トリミング(周囲の不要部分の削除)は、図ツールバーの「トリミング」を使います。
   画像のハンドルの位置に合わせてからドラッグするとトリミングされます。
  ・トリミングは画像の内容に合わせて、上下左右それぞれを調整しましょう。
  ・切り取りすぎたときは、再度ドラッグすることで拡げることができます。
  ・シートの表示サイズを変え全体を表示すると調整しやすくなります。
   表示したい範囲を選択して「ズームボックス」から「範囲選択」を選びます。

(7)画像の大きさ調整とトリミングの手順概略
  ・画像を挿入したら、まず左右のトリミングをします。
   今回は左右のトリミングはしません。そのままで使います。
  ・次にカレンダーの幅と画像の幅が合うように右下のハンドルをドラッグします。
   このときカレンダーが画像の下に隠れてもかまいません。
  ・画像とカレンダーのかぶさり具合(画像がどのくらい大きいか)を確認します。
  ・図ツールバーの「トリミング」をクリックします。
  ・画像の上中央のハンドルにトリミングのポインタを合わせます。
  ・下にドラッグして、上記で確認した大きさよりも多少多めに画像をトリミングします。
  ・画像の下をカレンダーの上に合わせます。
   多めにトリミングしたので、画像の上に余白ができます。
  ・再度、画像の上中央のハンドルにトリミングのポインタを合わせます。
  ・今度は上にドラッグして、画像を一番上まで拡げます。

(8)印刷プレビューで確認して、保存します。

Q3.シートを分けて複数月のカレンダーを表示したい。

A3.作成したカレンダーを別のシートにコピーし、開始日とリンクしている数式を修正します。祝日テーブルも複数年対応にします。
  ※Q2.の横型カレンダーで手順を説明します。

[手順]

(1)横型カレンダーのシートをコピーします。
  ・「Sheet1」を開きます。
  ・「編集→シートの移動またはコピー」でダイアログボックスを表示します。
  ・「コピーを作成する」にチェック、挿入先を「祝日」とし「OK」をします。
  ・「祝日」シートの前に「Sheet1」と同じ内容の「Sheet1(2)」が挿入されます。

(2)シート「Sheet1」および「Sheet1(2)」の名前を変更します。
  ・シートタブで、「右クリック→名前の変更」またはダブルクリックします。
  ・シート名は、名前を入力して「Enter」をすると変更されます。
  ・ここでは、「Sheet1」を「暦1」、「Sheet1(2)」を「暦2」とします。

(3)開始日とリンクしているセルB2に「暦1」の翌月となるよう、以下の数式を入力します。
    =DATE(YEAR(暦1!B2),MONTH(暦1!B2)+1,DAY(暦1!B2))

(4)「暦1」シートの翌月のカレンダーができました。

(5)さらに翌月分のカレンダーを追加するときは・・・。
  ・「暦2」シートをコピーして、「暦3」とします。
  ・「暦3」シートのセルB2の数式にあるシート名「暦1!」を「暦2!」に変更します。
    =DATE(YEAR(暦2!B2),MONTH(暦2!B2)+1,DAY(暦2!B2))
  ・以降の月も同様に、順にコピーをして数式のシート名を変更します。

※祝日テーブルの複数年対応は、Q1.を参照してください。

Q2.日付を横方向にしたカレンダーを作りたい。

A2.横型は縦型と同様の手順で、横に展開して作ることができます。

[手順]

(1)セルB2を開始日からのリンク(数式「=祝日!B2」)とします。
  ・セルの書式設定で表示形式を「月」に設定します。
  ・フォントサイズなどを設定します。

(2)3行目を曜日の行とします。セルB3に数式「=B2」を入力します。(1日の曜日表示)

(3)4行目を日付の行とします。セルB4に数式「=B3」を入力します。(1日の日付表示)

(4)セルC3に数式「=B3+1」を入力します。(翌日の曜日表示)

(5)セルC4に数式「=C3」を入力します。(翌日の日付表示)

(6)セルC3とC4を選択して、オートフィルでAF列までドラッグします。

(7)セルB5に、次の数式を入力します。
   =VLOOKUP(B4,祝日!$B$6:$C$40,2,FALSE) (祝日の検索)

(8)セルB6に数式「=IF(ISNA(B5),"",B5)」(祝日の表示)を入力します。

(9)セルB5とB6を選択して、オートフィルでAF列までドラッグします。

(10)5行目を非表示にします。
  ・5行目を選択して、書式→行→表示しない

(11)セルB6からAF7までを選択して、縦書きの設定をします。
  ・「書式→セル→配置」で「方向」の縦書きの「文字列」をクリック
  ・「文字の配置」の縦位置から「上詰め(インデント)」を選択

(12)セルの幅、行の高さを調整します。

(13)セルB2の月は、「セルを結合して中央揃え」ボタンで調整します。

(14)条件付き書式で、祝日・日曜日・土曜日を色分けします。
  ・セルB3からAF7までを選択します。
  ・「書式→条件付き書式」を選択し、条件を入力します。
  ・条件1:「数式が」「=B$6<>""」「書式:フォントの色を
  ・条件2:「数式が」「=WEEKDAY(B$3)=1」「書式:フォントの色を
  ・条件3:「数式が」「=WEEKDAY(B$3)=7」「書式:フォントの色を

(15)「書式→セル」で、罫線などの書式を設定します。

(16)「ファイル→ページ設定」で、印刷の向き・用紙サイズなどを設定します。

(17)印刷プレビューで余白の調整などをして仕上げます。

Q1.1枚の用紙に複数月のカレンダーを表示したい。

A1.作成したカレンダーをコピーし、開始日とリンクしている数式及び条件付き書式を修正します。
   祝日テーブルも複数年対応に変更します。

[手順]

(1)A列からE列までドラッグして列を選択し、「編集→コピー」をします。

(2)G列を選択し、「編集→貼り付け」をします。

(3)セルG3の数式「=祝日!B2」を元のカレンダーの翌月となるように、次の数式にします。
   =DATE(YEAR(A3),MONTH(A3)+1,DAY(A3))

(4)セル範囲G3:K33を選択し、「書式→条件付き書式」をします。

(5)条件付き書式の各条件の数式を、次のように変更します。
   条件1: =$D3<>""       →  =$J3<>""        (D3をJ3に)
   条件2: =WEEKDAY($A3)=1 →  =WEEKDAY($G3)=1  (A3をG3に)
   条件3: =WEEKDAY($A3)=7 →  =WEEKDAY($G3)=7  (A3をG3に)

(6)さらに表示する月を増やすときは、次の手順によります。
  ・G列からK列までをドラッグして、「編集→コピー」
  ・M列を選択して、「編集→貼り付け」
  ・条件付き書式の内容をコピー先に合わせて修正

(7)必要な月数分のコピーと修正が終了してから、列の挿入で各月間の調整をします。
  ・挿入したい位置の右側の列を必要な列数分選択します。
  ・「挿入→列」をします。
  ・列幅を調整します。
※祝日テーブルを2年分対応にするには
[手順]

(1)祝日テーブルを2年分に広げます。
  ・セルB6からC31までの範囲を選択して、「編集→コピー」
  ・セルB32を選択して「挿入→コピーしたセル→下方向にシフト→OK」

(2)新たに挿入したセルの数式を翌年に対応するように変更します。
  ・セルB32からB57までの範囲を選択します。
  ・「編集→置換」で置換ダイアログボックスを表示します。
  ・検索する文字列に「B$4」、置換後の文字列に「B$4+1」を入力します。
  ・入力後「すべて置換」ボタンをクリックします。