このカレンダーは、日付のシリアル値(日付連番)と書式設定を使って作成します。
1月の「年」のセル(B3)に開始年月日(例:2005/1/1)を入力することで1年分のカレンダーができます。
(Excelシート上の1月分カレンダー)
(1)B4セルに「日」と入力します。
(2)B4セルを選択し、マウスポインタをセル右下に合わせます。
(3)ポインタが「+」になったところで、H4セルまでドラッグします。
※「月~土」が自動的に入力されます。(オートフィル)
(1)B3セルを選択します。(選択したセルをアクティブセルといいます。)
(2)開始年月日を入力します。(2005/1/1)
※年のセルB3は、入力した「2005/1/1」と表示されています。
(1)G3セルを選択し、アクティブにします。
(2)半角文字で、「=B3」と入力します。(B3は大文字、小文字どちらでも良い。)
※年のセルと同様に「2005/1/1」と表示されます。
「=B3」とすると、B3セルのデータが表示されます。
計算式を入力するときは、必ず先頭に「=」をつけます。
(1)B5セルに仮の開始日として、「1」を入力します。
(2)C5セルに計算式「=B5+1」を入力します。
(3)マウスポインタをセル右下に合わせ、「+」になったところで、H5セルまでドラッグします。
(4)B6セルに計算式「=H5+1」と入力します。
(5)(3)と同様に、セルB10まで縦にドラッグします。
(6)セルC5~H5までを選択し、同様に縦にセルH10までドラッグします。
※日付欄に、1~42が表示されました。
オートフィルでこのようにコピーすることもできます。
各セルの計算式は、どう変わったか確認しましょう。
(1)仮の開始日「1」が入っているB5セルをアクティブにします。
(2)計算式「=B3-(WEEKDAY(B3)-1)」を入力します。
※各日付欄の表示が変わります。
(2)の計算式は、月初めの日曜日の日付(シリアル値)を求めています。
(1)B5~H10を選択し、日の書式を設定します。
・書式→セル→表示形式タブ→分類:ユーザー定義→種類:「d」と入力
(2)B3を選択し、年の書式を設定します。
・書式→セル→表示形式タブ→分類:ユーザー定義→種類:「yyyy"年"」と入力
(3)G3を選択し、月の書式を設定します。
・書式→セル→表示形式タブ→分類:ユーザー定義→種類:「m"月"」と入力
※「セルの書式設定」ダイアログボックスは、ショートカットメニュー(右クリック)やショートカットキー「Ctrl+1」で表示させることができます。
(1)列A~Iをドラッグで選択し、書式→列→幅→「4.88」と入力します。
(2)行1~12をドラッグで選択し、書式→行→高さ→「30」と入力します。
(3)行3を選択し、書式→行→高さ→「39」と入力します。
(4)行4を選択し、書式→行→高さ→「22.5」と入力します。
※年と月のセルの表示「####」は、そのセル幅では表示しきれないことを表します。
(1)B3~C3をドラッグし、ツールバーの「セルを結合して中央揃え」をクリックします。
(2)G3~H3をドラッグし、同様にセル結合をします。
※年と月が正しく表示されます。
(1)書式を設定する範囲を選択します。
(2)書式→セルで「セルの書式設定」ダイアログボックスを表示させます。
(3)各タブを切り替えて、それぞれの書式に設定します。
(1)オートシェイプの四角形をクリックします。
(2)1月のカレンダーを囲むようにドラッグします。
(3)メニューから、[書式→オートシェイプ]で「オートシェイプの書式設定」を表示
(4)色と線: 塗りつぶしの色を「塗りつぶしなし」に
(5)サイズ: サイズと角度、高さ「10.3」、幅「9.8」に
(6)四角形の位置を調整します。
(1)列A~Iをドラッグして、編集→コピー(ショートカットメニューでも可)
(2)列Jをクリックして、編集→貼り付け
(3)行1~12をドラッグして、編集→コピー
(4)行13をクリックして、編集→貼り付け
(5)2月の年のセルK3に、計算式「=DATE(YEAR(B3),MONTH(B3)+1,1)」を入力
(6)3月の年のセルB15に、計算式「=DATE(YEAR(K3),MONTH(K3)+1,1)」を入力
(7)セルK3(2月の年)をセルK15(4月の年)にコピー
※この計算式では、前の月のシリアル値(日付連番)から年月を取り出し、月に1を加えてから再度シリアル値に変換しています。
(1)列A~Rをドラッグして、編集→コピー
(2)列Sをクリックして、編集→貼り付け
(3)5月の年のセルT3に、計算式「=DATE(YEAR(K15),MONTH(K15)+1,1)」を入力
(4)列S~AJをドラッグして、編集→コピー
(5)列AKをクリックして、編集→貼り付け
(1)メニューから、ファイル→印刷プレビュー(またはツールバーの印刷プレビュー)をクリックします。
(2)「余白」をクリックし、余白の点線を表示させます。
(3)左右の余白線をドラッグし、4ヶ月分がちょうど入るように調整します。
(4)「次ページ」「前ページ」で各ページを確認します。
(5)確認ができたら、「閉じる」で元に戻ります。
※印刷プレビューでセル内容が表示されずに「####」が表示されたときは、該当するセルのフォントを小さくします。
(1)祝祭日などの年ごとの設定を行う前にファイルを保存します。
この時点のファイルを「原本」として保管します。
別の年のカレンダー作成時には、この「原本」の開始日付を変えて使用します。
(2)メニューからファイル→名前をつけて保存(保存先・ファイル名を設定)→保存
(1)祝祭日・休日の設定(フォントの色、パターンなど)
(2)クリップアートの挿入
(3)月別の書式設定など、当該年固有の設定をします。
(書式設定による仕上げの例)