歴史と足跡<三>
           
         
日蓮宗寺院の活動
         
         
大正八年(西暦1919年)宗祖御降誕七百年記念事業として、大阪日蓮宗

寺院は
自安寺に「伝道閣と称する布教活動センターを設置して、若手布教

師により
信仰清談会」と「日曜学校タチバナ子供会」を創設し、やや後に

大阪日蓮宗ボーイスカウト」が創設されました。         

その後、大阪日蓮門下聯合団と称して、全市の日蓮宗講社を統括して布教

活動の母体がつくられ、旺盛な活動が続けられていました。         

しかし、昭和十年代(西暦1930年後半)にはいると、それぞれの分野で

リーダーシップを発揮されていた方々も御住職となられ、自坊の仕事が忙

しくなり、伝道閣」も次第にその姿を消してゆきました。