インドの河の女神として崇拝されていますが、これは特定の河をさすものでは なく、「聖なる水の流れ」の女神という意味で崇拝され、これが神格化されて 「弁才天」となります。 河の水は土地に潤いを与え、食物を育て、人の生命を養い、世の中の全てを はぐくむ偉大な力として崇められその「水」の女神は一切世間の母であり、 「水」の力により富と食と子孫をもたらすと伝えられています。 ことに「音楽」・「弁才」・「財福」・「智恵」を授け「文芸守護」・「歌舞音曲上達」に 功徳があるとされています。 もと河の女神であったことから、日本では弁天さまの祀堂は湖畔や海辺に多く みられます。 當山本堂の「弁才天」は、琵琶湖・安土の弁才天を模して作られ、昭和二十年 後半に「弁天講」の皆様により、寄進されました。 妙見堂の「弁才天」は安土桃山時代(西暦1560年頃)の作と伝えられ、 昭和四十七年十月十日(西暦1972年)に、総代の道頓堀芝居茶屋・稲照主人 野村 濱氏より寄進されたものです。
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