20.豊中市上新田2−4−9の道標

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豊中市上新田2丁目4―9の 南西−北東の山田街道から北に分岐する三叉路の西部に建つ
(すぐ横に、平成に再建された石の道標がある。建設年の文面はそちらのもの。説明木標には山田街道分岐点とある)
ほぼ平型角柱(天頂部にやや窪み) 50x南面20x15p(頂高1p)
N34.80308 E135.49985


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南面
┌─――――――――――――――┐
│右 山田い(ば)らき     │
│          道    │
│左 かちおじ         │
└―――――――――――――――┘
(「お」は「於」の変体仮名、「を」ではなさそう)
((ば)は再建道標、木杭の説明より)

東面
┌─――――――――――――――┐
│ (天明元年建之)      │
└―――――――――――――――┘
(再建道標より)

北面
┌─――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘

西面
┌─――――――――――――――┐
│(不明)           │
└―――――――――――――――┘


再建道標
上記道標南に建つ、尖頭型角柱93x20x20p


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再建道標と木杭
南面
┌─――――――――――――――┐
│右 いばらき         │
│左 かちをじ         │
└―――――――――――――――┘

東面
┌─――――――――――――――┐
│  天明元年建之       │
│  平成十八年再建之     │
└―――――――――――――――┘

北面
┌─――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘

西面
┌─――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘


(東面の「天明元年建之」の根拠、出典等は不明であるが、再建道標によった。
 仮に、天明元年、四月二日なら西暦1781年4月25日水曜日となる、天明元年は四月二日より始まったようだ。
 これに従うなら、「19.上新田1屯所横道標」の北面に「天明元辛丑年」とあり、豊中市最古とあるので、
 これも、最古の道標になるのであろう。)
(『とよなか歴史文化財ガイドブック』2014年、市教委編では、B1_12)
(同書に、「西面に「左かちをし 右山田 いばらき」という文字がかろうじて読みとれ…、右に行けば…
 明治時代の山田街道になります。」とあり、現在の道の整備状況から見て、若干の移動や、方向の変化は
 あるものと思う。
 因みに、再建道標でさえ、2014年と17年では異なっている。)
(道標のやや南に建つ再建道標は有り難いが、旧道標を映したものではない点が惜しまれる。木杭も整備し
 て欲しい。)
(道標上部は平型としたが、少し窪みがあると共に北東方向に向かって下がっている。よって、欠けた可能
 性、或いは石質的に、盃状穴となったものかも知れない。)

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【1.道標を北東に望む 【2.道標を西に望む 【3.道標を南西に望む 【4.道標を北に望む
 カーブミラー左に道標  奥(南西)山田街道  奥220m屯所横道標へ  左に木杭の案内
 同右下に再建道標】  右(北)勝尾寺へ】  中央に再建道標】  左端白柱は説明板】

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【5.道標南面拡大 【6.道標南面下部拡大 【7.道標東面拡大 【8.道標上部拡大
 左右の文字間隔より  右「…らき」、左「…おじ」  触っても見たが  ほぼ平面であるが
 中央下部「道」とした】  中央「道」と見たが】  読取れなかった】  少し窪みがある】

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【9.集落と道標説明板 【10.豊中北部の道標】
 四基の道標が
 書かれている】
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