33.箕面市如意谷2の道標

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箕面市如意谷2-10 太春寺西を南へ70m突き当たりT字路を東に10m、道の北側田圃の畔に南を正面に建つ
坊島5の道標より、道なりに170m南西)
頭丸型角柱 53X南面16X15.5p(頂高2p)(南面基部12p、北面高さ30p)
N34.836791 E135.483684


写真cimg3676

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南面
┌―――――――――――――――┐
│左ハ中山           │
└―――――――――――――――┘

西面
┌―――――――――――――――┐
│奉納百八拾八番        │
└―――――――――――――――┘

北面
┌―――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘

東面
┌―――――――――――――――┐
│(なし)           │
└―――――――――――――――┘


(『箕面のみちしるべ』箕面市教育委員会、平成三年刊、では、53)
(同書に、「南面に「左ハ中山」と彫られてあり、先の白島の道しるべから平尾・新稲を通って中山寺へ
 向かう巡礼道であることがわかる。」とあるが、当所には辻が無く一本道に沿って立っている。これを
 道標とすれば、他に類を見ない道標で、丁石のように経路を表す、或いは現在の国道171号を西国街道と
 呼ぶような使い方をした道標となってしまう。この様な使い方は考え難く、やはり辻にあり、行き先を
 示していたと考え、移設されたものとしたい。
 元位置の可能性としては、この西の辻に三叉路があり、北へ如意谷の村中に向かう道がある、
 箕面市如意谷2−5
N34.836779 E135.483575
 ここの北西部辺りに建っていれば、巡礼道を南西、中山寺に導き、誤って村中に入り込むことを防げる。
 現在そこは民家があり、道路拡張等により、邪魔にならない現在地に移されたのではないか。
 或いは、現地より東50mの三叉路、東から来て右へ行けば如意谷集落中へ、左に巡礼街道となる
 箕面市如意谷2丁目10−90
N34.837091 E135.484048
 ここなら、現南面が、東に面して建っていれば、左中山はピッタリである。現在は民家となっている。
 以上はあくまでも想像である。)
(西面の「百八拾八番」に関して、西国33所、坂東33所、秩父34所の巡拝が、百観音の霊場巡り、これ
 に、四国88所の弘法大師霊場巡りを加え、「百八十八所」とすることがあるらしく、
 又、西宮市甲山の神呪寺に、「甲山八十八ヶ所」が設けられており、第1番札所には「寛政十二年」と刻ま
 れた、百八十八供養塔なるものが建つそうである。何れも関連は不明である。)

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【1.道標を西に望む 【2.道標を北東に望む 【3.道標を北に望む
 二つ目マンホールの右  奥(東)白島へ  左(西)中山へ
 畑の畔の下当道標】  左の民家後に元位置2】  奥、如意谷集落へ】

写真eimg3132 写真eimg3125 写真eimg3122
【4.道標を北東に望む 【5.西面拡大 【6.南面拡大
 元位置候補1の辻  「奉納百八拾八番」  傾斜した畔の為
 左側石垣辺りか】  と読める】  基部12pが露出】

写真dimg2458
【7.箕面市の道標】
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