23.西宮市仁川百合野町1の九丁丁石

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西宮市仁川百合野町1 上ヶ原浄水場北西部の道の南側に北を正面に建つ
(十一丁の丁石より西)
尖頭角柱 39x21x21p(頂高5p)
N34.771461 E135.340341


写真cimg5011

写真cimg5012

北面
┌─―――――――――――――――┐
│(梵字バ)九丁         │
└――――――――――――――――┘

その他の面
┌─―――――――――――――――┐
│(なし)            │
└――――――――――――――――┘


(『西宮歴史散歩案内マップ』市教育委員会、平成20年刊では、丁石「九丁」)
(『西宮の道標』宮崎延光、昭和44年刊では、31。
 同書では、「碑の中央で割れており、上半分はゴロゴロ」転がる雑石の間でみつけた」とあるが、その写真では、
 地面に立っているいる古い写真が載っている。よって現在の丁石は、その上部のみを建て直したものと思える。)
(明治の地図上で想定距離は1.2q(11丁)で、2丁程度足りない。11丁々石からは、270m(2.5丁)、8丁々石からは
 160m(1.5丁)の距離にあり、これも移設の可能性は大であると思う。
 即ち、浄水場建設により、九、十一、十三は全て移設されたとする。)
(梵字バは水天の種子、横の説明板より。)
(他の丁石、「68.神呪寺丁石一覧」も参照下さい。)

写真dimg4632 写真dimg4635 写真dimg4633 写真dimg4634
【1.丁石を東に望む 【2.丁石を西に望む 【3.丁石を南に望む 【4.西横案内板】
 右電柱横に当丁石  左、関学の施設へ  左(東)八丁石へ
 奥、十一丁石へ】  奥、森林公園、八丁石へ】  右、甲山神呪寺へ】

写真dimg3829 写真dimg3838
【5.西宮南部の道標】 【6.神呪寺丁石一覧】


大師本堂へ九丁の町石案内板
丁石の西側に建つ


 大師本堂へ九丁の町石

心ない人の仕打ちで無残な姿となってしまった
町石である。
碑面の梵字「バ」で、水天(密教では西方の
守護神)の種子である。五輪(地水火風空)の塔の
場合は風に該当する悉曇(梵字の字母)である。
このあたりは昔、仏性原といい寛保元年(一七四一)
から十五年間、大師堂のあったところとされている。
しかし、今は開発されその面影はなく、わずかに
六十六部石塔が残っているだけである。
          甲東文化財保存会



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