西宮市甲山町 上ヶ原浄水場北西部から、甲山森林公園東入口より入って西進、北(ターザンコーナー)からの道と合流し、
南西に40m進んだ、道の北側、石段の上に南を正面に建つ
(八丁の丁石より西一丁)
尖頭角柱 117x西面24.5x23p(頂高5p)
N34.772058 E135.337673


南面
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│(梵字ウーン)七丁 │
└――――――――――――――――┘
その他の面
┌─―――――――――――――――┐
│(なし) │
└――――――――――――――――┘
(『西宮歴史散歩案内マップ』市教育委員会、平成20年刊では、丁石「七丁」)
(『西宮の道標』宮崎延光、昭和44年刊では、29。)
(この七丁の丁石は、現在の道(遊歩道か)から少し奥まった位置に建っており、移設されていないように見える。
又、八丁から、130m(1.1丁)の距離で、この道筋では、初めてほぼ正しい間隔を示していると思われる。
0.1丁長いのは、現在の道が少し北に屈曲しており、明治の地図では、直線に近いためであろう。
よって、この七丁の丁石が旧参詣道にあって動いていないとすると、ここから七丁の位置に本堂があった事になる。
今の本堂の位置は此処から、10.1丁にあるので、3丁も遠回りとなり、建立当時の参詣道はもっと直線的な道
筋であったと思われる。
尚、この西は四丁丁石となり、六、五丁が無い。西隣のみくるま池が出来たためであろうか。
明治の地図では直線的に西に繋がるが、今となっては、四丁丁石までの距離は、実測できないが、地図上で読取る
と、400m(3.7丁)となり、少し離れすぎている。)
(横の説明板には「梵字ウーンは愛染明王の種子」とあるが、難勝仏、阿しゅく如来等かも。)
(他の丁石、「68.神呪寺丁石一覧」も参照下さい。)
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【1.丁石を北に望む |
【2.丁石を北西に望む |
【3.丁石を東に望む |
【4.東横案内板 |
石垣上が少し開けて |
奥、旧道らしき跡 |
右側の新道が旧道を削る |
下部赤矢印は旧道を |
北側に当丁石がある】 |
すぐ先は池となる】 |
旧道東へは直線的に八丁石へ】 |
示しているようだ】 |
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【5.西宮南部の道標】 |
【6.神呪寺丁石一覧】 |
大師本堂へ七丁の町石案内板
丁石の東側に建つ
大師本堂へ七丁の町石
甲山観音への旧道はこの町石の足元から
西へと延びる細い道であった。
その昔、京、大阪より杖をひいた順礼たちが
樹木の間をぬって響きくる梵鐘の音に
霊場近きを知って足を速めたのもこの辺り
かと思われる。梵字「ウーン」はいわゆる
「愛染明王」の通種子で今も厳然として世の
推移を凝視しておられるようである。
甲東文化財保存会
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