25.西宮市甲山町の七丁丁石

↓末尾へ 文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。
西宮市甲山町 上ヶ原浄水場北西部から、甲山森林公園東入口より入って西進、北(ターザンコーナー)からの道と合流し、
南西に40m進んだ、道の北側、石段の上に南を正面に建つ
(八丁の丁石より西一丁)
尖頭角柱 117x西面24.5x23p(頂高5p)
N34.772058 E135.337673


写真cimg5018

写真cimg5019

南面
┌─―――――――――――――――┐
│(梵字ウーン)七丁       │
└――――――――――――――――┘

その他の面
┌─―――――――――――――――┐
│(なし)            │
└――――――――――――――――┘


(『西宮歴史散歩案内マップ』市教育委員会、平成20年刊では、丁石「七丁」)
(『西宮の道標』宮崎延光、昭和44年刊では、29。)
(この七丁の丁石は、現在の道(遊歩道か)から少し奥まった位置に建っており、移設されていないように見える。
 又、八丁から、130m(1.1丁)の距離で、この道筋では、初めてほぼ正しい間隔を示していると思われる。
 0.1丁長いのは、現在の道が少し北に屈曲しており、明治の地図では、直線に近いためであろう。
 よって、この七丁の丁石が旧参詣道にあって動いていないとすると、ここから七丁の位置に本堂があった事になる。
 今の本堂の位置は此処から、10.1丁にあるので、3丁も遠回りとなり、建立当時の参詣道はもっと直線的な道
 筋であったと思われる。
  尚、この西は四丁丁石となり、六、五丁が無い。西隣のみくるま池が出来たためであろうか。
 明治の地図では直線的に西に繋がるが、今となっては、四丁丁石までの距離は、実測できないが、地図上で読取る
 と、400m(3.7丁)となり、少し離れすぎている。)
(横の説明板には「梵字ウーンは愛染明王の種子」とあるが、難勝仏、阿しゅく如来等かも。)
(他の丁石、「68.神呪寺丁石一覧」も参照下さい。)

写真dimg4652 写真dimg4653 写真dimg4654 写真dimg4657
【1.丁石を北に望む 【2.丁石を北西に望む 【3.丁石を東に望む 【4.東横案内板
 石垣上が少し開けて  奥、旧道らしき跡  右側の新道が旧道を削る  下部赤矢印は旧道を
 北側に当丁石がある】  すぐ先は池となる】  旧道東へは直線的に八丁石へ】  示しているようだ】

写真dimg3829 写真dimg3838
【5.西宮南部の道標】 【6.神呪寺丁石一覧】


大師本堂へ七丁の町石案内板
丁石の東側に建つ


 大師本堂へ七丁の町石

甲山観音への旧道はこの町石の足元から
西へと延びる細い道であった。
その昔、京、大阪より杖をひいた順礼たちが
樹木の間をぬって響きくる梵鐘の音に
霊場近きを知って足を速めたのもこの辺り
かと思われる。梵字「ウーン」はいわゆる
「愛染明王」の通種子で今も厳然として世の
推移を凝視しておられるようである。
          甲東文化財保存会



文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。 ↑先頭へ