28.西宮市甲山町25の三丁丁石

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西宮市甲山町25 現大師道が森林公園正面入口を過ぎ、北西に200mの西側道路脇に東北を正面に建つ
(甲山森林公園、大師道西側の二番目(一番より北)の駐車場を過ぎ、北西に40mの地点、道路左側。)
尖頭角柱 93x東面22x19p(頂高4p)
N34.772444 E135.332358


写真cimg5052

写真cimg5054

東北面
┌─―――――――――――――――┐
│(梵字タラーク)三丁      │
└――――――――――――――――┘

その他の面
┌─―――――――――――――――┐
│(なし)            │
└――――――――――――――――┘


(案内板には、「梵字(クラーク)は虚空蔵菩薩ではないか」とあるが、(タラーク)虚空蔵菩薩の誤記であろう。)
(『西宮歴史散歩案内マップ』市教育委員会、平成20年刊では、丁石「三丁」)
(『西宮の道標』宮崎延光、昭和44年刊では、22。
 同書では、「現在東を走るバス道が出来るまでの旧参道であった。その参道が廃道となる…」とあり、位置を示す
 略図にも、現在の大師道よりかなり西にあったようである。現在地よりの南西20mの茂み辺りかと考える。)
(この丁石の案内板に、距離不整合の示唆となる説明が書かれている。ここで述べてみよう。
 「…保存会の手によって日の目を見たものである。もとは…旧参道沿いに建てられていた。」とある点である。
 即ち、再建する時は、新道に建てて人目に触れるようにするのが第一なのです、では距離はどうなるのか、一般に
 新道は旧道よりも勾配が緩く(距離が長く)作られるので、距離(此処では三丁)を合わせるなら、どうしても本
 堂に近い位置に立て直すべきであるのだが、実際は近辺の新道沿いに立て直すので、距離が合わなく(長く)なる。
 これを解消するためには、道標にあっては、追刻や、碑面の数字を変更することになるが、「丁石」の場合はそう
 すると、意味がなくなるため、元の数値のままにされ、現実の距離と異なってしまう。もしそれが二度三度と続け
 ば当然誤差が大きくなる。又ルートが大きく異なる道が出来た場合は、新丁石を立てることが出来るが、それ以降
 更に新道が出来ると、それらが入交り、混沌としてくる。
  将に、神呪寺の現状がそれを示している。)
(他の丁石、「68.神呪寺丁石一覧」も参照下さい。)

写真dimg4690 写真dimg4695 写真cimg5051 写真dimg4696
【1.丁石を北西に望む 【2.丁石を南に望む 【3.丁石を南西に望む 【4.右横案内板
 右端は公園西入口  左後方は第二駐車場  元位置は茂みの奥か  本堂まで三丁とするが
 奥(北西)神呪寺へ】  右、神呪寺へ】  右、二丁丁石へ】  新道では無理がある】

写真dimg3829 写真dimg3838
【5.西宮南部の道標】 【6.神呪寺丁石一覧】
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