82.宝塚市大原野茶谷1の道標

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宝塚市大原野茶谷 県道33号西谷中東の同道橋交差点から東入る150mの四辻を南東へ70m
変則四辻交差点の東の民家(一見三叉路の東)の角の石垣中に北西を正面に埋め込まれている。
(bW1の地蔵台石の西直線110m。南東へ長坂峠を越え銀山、池田方面へ向かう道が主要道であったらしい。)
自然石 52x31x11cm
N34.912779 E135.31417


写真dimg2526

北西面
┌─―――――――――――――――┐
│ 右ぎんざんいけた       │
│        みち      │
│ 左能せあ多こ         │
└――――――――――――――――┘
(「能せあ多こ」は「のせあたこ」の変体仮名)
(「右ぎんざん…」は「右きんざん」かも)

その他面
┌─―――――――――――――――┐
│(不明)            │
└――――――――――――――――┘


(『たからづかの道標』(昭和61年刊)81では、解説中に、
 「民家の石垣にとりこまれており、」とあり、現在(2017年1月)では木に取り巻かれている。
 右側面はかろうじて見えるが、文字は無さそう。)
(北西面の上部は木に隠れているが、「右…、左…」とした。上部は平坦に加工されている様だ。)
(『たからづかの道標』に東西を結ぶ道として、「大原野、長谷、銀山」が挙げられ模式図に三角形で
 結ばれている。その三角形の上二辺を結ぶ長谷への道が、「左能せ…」に当たると思われれ、明治の
 地図でも確認出来る。現在の県道は川に沿うように整備され、小高い位置にあるこの道は余り使われ
 ていないようだ。
  「右ぎんざんいけた」の道は、ゴルフ場となっており、通り抜け出来るかは不明であるが、少し前
 までは、地元の人は行き来してたと聞く。銀山側に有る猪名川町銀山本町の道標2には「左芝辻高平
 三田道」と表されていて、三田道と呼ぶのかも知れない。)

写真dimg2523 写真dimg2524
【1.道標を南東に望む 【2.道標を北東に望む
 奥(南東)長坂峠へ  奥(北東)長谷、bW1地蔵へ
 左(北東)長谷方面へ】  右(南東)長坂峠(現ゴルフ場)へ】

写真dimg2540 写真dimg2532 写真dimg2539
【3.左上部 【4.中央部】 【5.右上部】
 「左能せ…」  「…ざんいけだ」  「…ぎんざ…」又は
 「能」は変体仮名「の」  中央下部に「みち」  「…きんざ…」と読める
 「左のせ…」と読める】  「…せあ多こ」と読める】  「銀山」であろう】

写真cimg7282
【6.宝塚北部の道標(大正5)】

 【修正 2023年9月】
 北西面の読み下しを2行から3行に変えた。
 銀山側の道標のリンク先を修正した。
 拡大写真に文字追加。
 『今昔マップ on the web』明治の地図でこの辺りを見る。
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