4.豊能町牧宮前の道標(摂津国外である)

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豊能町牧宮ノ前 国道423号から北西に下る小径がある三ツ辻の北部に東を正面に建つ
尖頭型角柱 175x東面22x23p(頂高9p)
N34.934742 E135.491139


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東面(厳密には南東か)
┌―――――――――――――――――――┐
│右      京都          │
│ 能勢妙見宮    大西講      │
│       上組          │
└―――――――――――――――――――┘

南面
┌―――――――――――――――――――┐
│    坪田 信一  林 安之助   │
│    鳥原□太郎  芳□久治郎   │
│     畑 久吉  中井 三郎   │
│    吉田満治郎  福本 庄七   │
│    澤井三太郎  小関 新助   │
└―――――――――――――――――――┘

西面
┌―――――――――――――――――――┐
│            岩室□七   │
│明治四十年未十月建之         │
│            川村米次朗  │
└―――――――――――――――――――┘

北面
┌―――――――――――――――――――┐
│    …  …    勘田…    │
│    川村 □助   …      │
│    植草 …    …      │
│    松浦 □一   …      │
│    …  □七   …      │
└―――――――――――――――――――┘
(西面同様人名らしいが読み取れない)


(明治四十年は、西暦1907年となる。)
(『石の文化財』豊能町教育委員会発行、平成28年改訂では、60頁)
(同書に、「この道標は、京都方面から亀岡・牧を経て妙見山詣の参道に建てられている。」とある。
 大正の地図で見ると、現国道筋に当たる道を北から来た場合、真直ぐに進み妙見口の交差点を、右折(西折れ)する
 より、ここで右折し川沿いを野間口へ進む方が近道となる。この近道を進むと「野間口の道標」の道標に突き当たる。
 現在は、国道から見下ろす面に「右能勢妙見宮」とあり、右が合っている様に見えるが、建設当時にはこの様な位置
 関係に なっておらず、三ツ辻内に立っていたと考えられるので、北に面して建てられていたであろうと思う。)

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【1.道標を北に望む 【2.道標を南に望む 【3.道標を北西に望む
 右手、国道423号  奥(南)妙見口交差点へ  橋を渡り左、妙見山へ
 奥(北)牧、亀岡へ】  手前右、川筋への道】  右奥谷合は牧への道】

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【4.道標を北西に望む 【5.道標南面下部 【6.道標東面上部
 影の面に「右妙見」  人名が5列  後ろの橋を渡りすぐ
 とあり、不自然】  二段に書かれている】  左折の必要がある】

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【7.豊能町の道標】

 2022/10/12訂正
 昭和33年以降、豊能町になっているが、それまでは亀岡市であった様で、旧国名では「丹波国」域である。
 依って、「摂津国」以外の道標とする。
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