20.豊能町高代寺の九町丁石

↓末尾へ 文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。
豊能町吉川756 能勢電妙見口駅東、花折街道の山浦橋南詰から分岐する参道から891mの南側に北東を正面に建つ
舟底型 82x28x23p(頂高12p)
N34.915573 E135.438146


写真eimg9959

写真eimg9958

写真eimg9960

写真eimg9962

北東面
┌―――――――――――――――――――┐
│(梵字)九町             │
└―――――――――――――――――――┘
(梵字「べイ」は、薬師如来の種子か)

北西面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘

南東面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘

南西面
┌―――――――――――――――――――┐
│(なし)               │
└―――――――――――――――――――┘


(一町石と同じなら、慶安三(庚寅)年四月八日は、西暦1650年5月8日、日曜日となる。)
(『石の文化財』豊能町教育委員会発行、平成28年改訂では、64頁。)
(八町丁石に続き左手に建つ丁石である、山側に建てるの原則通りと思われ、谷は右側になる。)
(舟底型とした、他の石に比べ碑面中央部が凸型に膨らんでおり、石材の使い方を誤ったのかもしれない。)
(これより先、十、十一町の丁石が失われているのは、旧参道がここより北方面に向かっていた道が付け換わった為で
 はないかと想像している。多分右側の谷沿いの道が崖崩れなどにより失われ、上部の現車道へ出る道を付けた時には
 見つからなかったと、とも想像している。
 尚、九町丁石から現車道への道は、反時計回りに大きく半回転程曲がって見通しも効かず方向感覚がおかしくなる。)
「豊能町高代寺丁石一覧」も参照下さい。)

写真eimg9951 写真eimg9953 写真eimg9952
【1.丁石を北西に望む 【2.丁石を南東に望む 【3.丁石を南西に望む
 奥(北西)高代寺へ  奥(北西)妙見口駅へ  右(北西)高代寺へ
 右石垣の右が谷筋】  この下から谷が狭くなる】  左、妙見口駅へ】

写真eimg9955 写真eimg9956 写真eimg9957
【4.丁石北東面上部 【5.丁石北東面下部拡大 【6.丁石上部より見下ろす
 梵字が上に見え  苔を取り除くと  左右が均等でない
 下部に「九」がある】  「九町」と読める】  下辺が北東面となる】

写真eimg9876 写真eimg9967
【7.六丁石を過ぎて建つ案内板 【8.九町から現車道に
 12基が建てられたとするが  出る地点を東に望む
 現存(2018年)は9基】  左側杭の所、背後高代寺へ

写真eimg9535 写真eimg9524
【9.豊能町の道標】 【10.高代寺丁石地図】
文字ずれ時はブラウザの幅や「Ctrl」と「+」、「-」キーで倍率変更等して下さい。 ↑先頭へ