57.能勢町下田尻九右衛門橋の道標

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能勢町下田尻459 府道106号田尻駐在所から南西320mの三叉路、南部に北を正面に建つ
尖頭型角柱 92x17.5x13.5p(頂高5p)
N34.956878 E135.431051


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北面
┌――――――――――――――――――┐
│右 大阪池田            │
│        道         │
│左 能勢妙見山           │
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西面
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│大正三年一月建之          │
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南面
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│(なし)              │
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東面
┌――――――――――――――――――┐
│施主大原源太郎           │
└――――――――――――――――――┘


(大正三年は西暦1914年となる。)
(『能勢の道しるべ』森本弌著1991発行では57)
(同書には、「丹波方面からの妙見参りは、この猪ノ子峠越えの道を多く通ったものである」とある。写真
 で見ると現在より南50m辺りのように見える。
 ご近所の方の話では、現川は圃場整備により南へ移動されたらしく、橋も道も付け換わっているとの事。
 よって、道標も移設されていると思われるが、「左妙見山」は猪ノ子峠への道を指し、野間中へ出ると思
 われ、「右池田」は現府道105(能勢街道支線)沿いで一庫方面であろう。南東に進み田尻川に架かる橋
 が「九右衛門橋」で「くえもんはし」と呼び、東岸には石燈籠が立っている。明治の地図ではここより峠
 への道が始まっており、大正15年地図では、今の府道4号に相当の道に合流しているのが見える。山を東
 に廻り込み「下田尻猪ノ子峠の道標」に続いている。)

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【1.道標を南西に望む 【2.道標を北東に望む 【3.道標を南東に望む
 奥、能勢街道国崎へ  奥(北東)倉垣へ  奥、山入端に田尻川
 左(南東)野間中へ】  右、九右衛門橋へ】  道標の後ろにも水路】

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【4.道標の北面拡大 【5.道標西面拡大 【6.九右衛門橋を東に望む
 「左」の字は俗字で  大正三年一月の下は  猪子峠へは橋を渡り
 「ナ」に「ヒ」とする】  「建之」か「建立」か】  石燈籠を右に進むか。】

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【7.能勢町西部の道標】 【8.能勢町東部の道標】
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