59.能勢町下田尻猪ノ子峠の道標

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能勢町下田尻 国道477野間稲地交差点から西へ府道4号を2.3q峠の西30m、三ツ辻南部に北東を正面に建つ
山型板碑 71x28x25p(頂高7p)(左辺奥行14p)(龕部61x9x-0.5p、上部より18p上辺)
N34.9505 E135.430955


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北東面
┌――――――――――――――――┐
│ 右 笹山           │
│南無妙法蓮華経         │
│ 左 三田           │
└――――――――――――――――┘

北西面
┌――――――――――――――――┐
│(なし)            │
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南西面
┌――――――――――――――――┐
│(なし)            │
└――――――――――――――――┘

南東面
┌――――――――――――――――┐
│(なし)            │
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(『能勢の道しるべ』森本弌著1991発行では59)
(同書に「…峠の田尻側には、峠を越えてすぐに左へ下り大田橋から坂井峠へ進む道と、中腹を北へ進み九
 右衛門橋へ下る道とに分かれる。その分岐点にこの道標が立っていて…。元の位置が崩れて…現在地に北
 面して立てたのであろう。」としている。察する所、「左三田」が坂井峠、「右笹山」が名月峠越えを示
 すようであるが、三田への道は容易に想像できない。
 これを、明治の地図で比定すると、現在地より西200m
N34.950746 E135.430608
 辺りかと思うが、「左への道」はつい最近(2019)も崖崩れがあったようで、その地点では確認できなか
 ったが、150m程先から谷筋へ繋がると思われる道が見えるが確認は出来ていない。地図では、この「左」
 谷筋への道が聯路として書かれ、「右」は小径として書かれており、現在では小径の方が府道となってい
 るようだ。又明治の地図で左の道は同書の言う大田橋ではなく一本南の矢壇橋を通っている様に見える。
  尚、現在の道標の有る三ツ辻を右に登ると、北の尾根筋へ出て、電波塔か何かで行止りの様である。)
(この道標から東へ下りきった所に、「野間出野の道標」があり東方へは妙見参詣用に、西方へはこの道標
 と同じく帰途方面の案内となっている。此処より西「篠山」に下ると「九右衛門橋道標」に行き着く。)

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【1.道標を西に望む 【2.道標を東に望む 【3.道標を南に望む
 左奥、下田尻へ  奥(東)野間出野へ  左(東)野間出野へ
 右、電波塔か行止】  右端木の手前に道標】  右、下って下田尻へ】

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【4.道標を北東面拡大 【5.道標東面下部 【6.道標北東面右部
 題目部分は龕の  「左 三田」と  「左 笹山」と
 様な部分に彫る】  良く読める】  こちらも綺麗】

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【7.能勢町西部の道標】 【8.能勢町東部の道標】
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