70.能勢町野間中408の道標

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能勢町野間中408 府道4号野間中交差点を東へ280m、西に細い旧道が分かれる五叉路の南東部に
北を正面に石垣に組み込まれて建つ
(「力石」のある大きな常夜灯の南側、北側には六地蔵もある)
自然石 80x34x37p
N34.944793 E135.458475


写真fimg3576

写真fimg3577

北面
┌―――――――――――┐
│左 妙見山道     │
└―――――――――――┘

西面
┌―――――――――――┐
│(なし)       │
└―――――――――――┘

その他面(石垣中に埋没、写真無)
┌―――――――――――┐
│(不明)       │
└―――――――――――┘


(『能勢の道しるべ』森本弌著1991発行では70)
(同書に「野間中本滝口から石房の辻へ妙見山道を進んできて、この辻を右にすれば妙見山がそこに見え、
 右へ進むのがよいように思えるがそれは「左妙見」と同じく左に道をとるのが妙見道となっている。」と
 あり、「左」がキーポイントである。
 江戸後期とあり、明治28年刊の地図で当時の道路状況を想像すると、野間中交差点から東に進む道が、
 六地蔵北東の池に突き当り、直角に南に折れ50mで当辻に出る。当辻は三ツ辻で、真直ぐ南行すると大堂
 峠へ向かい、「左(東)」に折れると妙見山へ向かう道となっており、同書のイメージとは少し異なって
 いるが、「左折」する点は一致する。現在の道標は石垣に組込まれ建設当時のままでは無さそうであるが、
 辻南東部に北面していることも当時の道路状況に相応しい。)
(北面の上部、方向を示す字が「左」よりも「右」に見えてしまうのはなぜか。
 改竄の可能性はあるものの、「ナ」部分の傾き具合がややきつく、「ヒ」の部分の右へのハネ上げが大き
 い点から、「ナ+ヒ」と書かれていると見て、「左」とした。又、右側を「ロ」とした場合大きすぎて字
 のバランスが悪いとも思う。)
(移設に関して、同書に載る写真とは明らかに違う状態にあり、道路拡幅等による近接移設は間違いなくあ
 ろうが、元の位置にあると想像できる。ただその写真では、元々の石垣の角石でも無く、道に埋め込まれ
 ていた感じでも無く、移設の可能性はある。)

写真fimg3573 写真fimg3572 写真fimg3578
【1.道標を東に望む 【2.道標を南に望む 【3.道標を北に望む
 奥(東)妙見山へ  奥(南)大堂峠へ  左側に燈籠と力石
 赤ポスト右当道標】  左、妙見山へ】  奥道向うに六地蔵】

写真fimg3599 写真fimg3598 写真fimg3562
【4.道標を南東に望む 【5.道標北面拡大 【6.北にある六地蔵の解説
 石垣中に組込まれ  「右」にも見えるが  「野間中石房…」とあり
 セメントで固定か】  「ナ+ヒ」で「左」  地名であろうか】

写真fimg3232 写真fimg3225
【7.能勢町西部の道標】 【8.能勢町東部の道標】
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