36.三田市加茂725の道標下部

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三田市加茂725 国道176号加茂交番所前交差点を西へ90m、三ツ辻を南へ250mの道西側、加茂健康広場の西側の大歳神社境内の南東部鳥居下に、上部(別項)を乗せ南を正面に建つ
台石 33x42x44p(上辺40x38p)(基礎石15x85x52p)
N34.922888 E135.197402
(経緯度は都合で上部と違えてある)


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南面
┌――――――――――――――――――┐
│   な              │
│ 話人惣□□            │
│   吉兵□            │
└――――――――――――――――――┘

東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

北面
┌――――――――――――――――――┐
│ 文化二乙丑歳           │
│   二月吉日           │
└――――――――――――――――――┘

西面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘


(『さんだの道標』教育委員会2000年刊では36)
(設置場所等は「上部」を参照ください。)
(西面の紀年部分右側は「文化二乙丑歳」とあり二年二月1日とすると、西暦1805年3月1日金曜日となる。
 左側の「二」は確かに残りその下から「吉日」の上部まで欠けているが「月」と読んで問題は無かろう。
 又「吉」はくずし字で書かれ下部の「口」の右横に「、」がある様に見えるが、これは疵とみなした。)
(南面の読みが難しく、三行に書かれているとして強引に読み下してみたが確度は低いと思う。唯一中央の
 「人」が判読出来そうで(これも「奉」や「見」の一部かも知れぬ)、その上部がゴンベンと舌の一部に
 見え「話」とすれば、よくある「世話人」とし「世」が欠けていると考えてみた。そうなればその下は、
 人名か住所(村名)が来て「お」にも見える字は「惣兵衛」や「相野」の一字目と出来そうだが如何か。)
(全体的な形状は四角錐台(ピラミッドの上部を切り取った風)と思われるが、東面が特にいびつになって
 おり、欠けたものか元からこの形状であったかは不明である。ただ南東上部は明らかに欠けており、上部
 道標の柱部の欠けも含め、上部が直立する様にセメントで盛り上げてある。上面と底面が平行になってお
 らず東側ほど薄くなり自然の摩耗や欠損とは考えにくく、石垣への転用等人為的な加工も考えられる。)

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【1.道標を北に望む 【2.道標を東に望む 【3.道標を北東に望む
 鳥居額は大歳神社  鳥居の左(北側)  上部が別項の道標
 垣根後に当道標】  生垣に寄せて立つ】  下部が当台石】

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【4.台石南面左部 【5.台石南面中央 【6.台石南面右部
 強引に「吉兵□」  「話人惣□」としたが  「な」の左上か
 としてみた】  「人」以外は怪しい】  「本」のくずし字か】

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【7.台石西面拡大 【8.台石西面左部 【9.台石西面右部
 右が高く左が低い  「二月」剥離部分と  「文化二乙丑歳」
 「月」の下は剥離】  「吉日」とした】  と綺麗に読める】

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【7.三田北部の道標】
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【8.三田西部の道標】 【9.三田東部の道標】
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