35.三田市加茂725の道標上部

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三田市加茂725 国道176号加茂交番所前交差点を西へ90m、三ツ辻を南へ250mの道西側、加茂健康広場の西側の大歳神社境内の南東部鳥居下に、台石(別項)に乗り南を正面に建つ
尖頭型角柱 38x24x23p(頂高4p)
N34.922752 E135.197404


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南面
┌――――――――――――――――――┐
│左 花               │
└――――――――――――――――――┘

東面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

北面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘

西面
┌――――――――――――――――――┐
│(なし)              │
└――――――――――――――――――┘


(『さんだの道標』教育委員会2000年刊では35)
(同書では台石部と別項にしているが現在は台石と固定されて一体となっている。同書に倣い分けたが、石
 の質等は同じように思われ、元は今の様に道標上部と台石であったと思われる。
  当然、この石は何処かから移設されたものであろうが、明治の地図で検討しても当地の南に道があるも
 道標が必要と成りそうな辻は見当たらない。強いて言えば南側の道が北西に100m程進んだ地点で大きく
 南に曲がっておりその地点で北への小径が見られる。この北からの小径を南下してきて「花山院」を目指
 すとするならそこに有っても良いかもしれないが、これを通る人がどの程度いたかが疑問である。因みに
 北側の小径は旧道の加茂大橋の南30mの四辻に繋がり、上記の三ツ辻の南にはポツンと一軒家が辻の形状
 に合わせたように建っている。もう一点は有馬郡中野村の村役場(現加茂265−1消防団倉庫辺り)か
 ら南120m(現健康広場南東端から東130m)の四辻(現田んぼ)ならば人通りは多かったと思われる。
N34.922976 E135.199243
 辺りになると思う。明治の地図では既に現国道のすぐ西に沿うように太い道が描かれているが、道標建立
 時にはこれが主道であったかは分らず、用水沿いのこの道が主であるなら、本街道筋となる。
  此処なら四辻南東部に北面して立っていたと思われ、左は東を示し現国道を越え真っすぐ尾根筋を登り
 尼寺へ出る事が出来たのではないか。依って「左 花」は「左 花山院」として良さそうである。
  尚、この辻の北方には「加茂422の道標」があり主要道を窺わせる。)

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【1.大歳神社を西に望む 【2.道標を北に望む 【3.道標を北東に望む
 手前が健康広場  鳥居の右下、垣根  上部が当道標
 鳥居右下に当道標】  との間に置かれる】  下部台石は別項】

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【4.道標南面拡大 【5.道標の上部を望む 【6.道標を北東に望む
 「左 花」と  下辺が南面になる  台石右端(南東)の
 摩耗するも読める】  尖頭型としたが】  欠損部はセメント充填】

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【7.三田北部の道標】
写真fimg7009 写真fimg7013
【8.三田西部の道標】 【9.三田東部の道標】
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