96.神戸市北区山田町西下字中畑の道標

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神戸市北区山田町西下(字中畑) 最法寺西30mの三ツ辻の西70mの三ツ辻から南へ簡易舗装道を道なりに520mの三ツ辻南部に北を正面に置かれる。
角柱 348x11x11p(基部14p含む)
N34.757726 E135.115485


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北面
┌─―――――――――――――――――――┐
│左 アイナ               │
└――――――――――――――――――――┘

西面
┌─―――――――――――――――――――┐
│右 田ミチ               │
└――――――――――――――――――――┘

南面
┌─―――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘

東面
┌─―――――――――――――――――――┐
│(なし)                │
└――――――――――――――――――――┘


(『神戸の道標』山下道雄、神戸新聞、1985年刊では、北区92)
(同書に「西下の上岡実一氏が大正初期に建てた。」とある。)
(上記書には高さ30pとあり、埋設されていたと思われるが、現在は引き抜かれ後ろの切り株にもたせ掛けられており、
 全長が48pありその内基部が14p占めている。正しく埋めれば34pの高さになるのでしょう。又、面の方向は現状か
 らそのまま持ち上げて立っていたものとした場合を想定しています。
 「左、アイナ」は「左、藍那」で、「右、田ミチ」は「右、田道」で問題はないでしょうが、一般的には「野道」等
 と表現する事が多いと思う。田畑に行き当たって先が無いのか、藍那に続く道だけの案内で十分としたものと思う。
  三ツ辻は北から来てY字状になっている為、元は北面が北東面し、西面が北西面していれば、正面から見ると両面
 が見え都合がいいのではないかと思う。現南東下部が少しエグレているのは背面が土手状の位置に置かれていた事を
 示している様にも思え、稜線が正面であった裏付けともなるのではないか。
  この道標が示す、左(東寄り)藍野への道には現在の木札による案内がありそれには「丹生山系縦走路」と記され
 ていたが、上記でwebを検索すると丹生山から帝釈山に繋がる東西方向の道を表す様で少し違和感がある。又、それ
 らの記事中には、東下から藍那へ続く「古藍那道」として紹介されているようです。
  上記にしたがう限り、この道標を通る道は「古藍那道」から少し西に外れる様であるが、多分その道に連絡すると
 思うが、地理院地図では途切れており、この南200m辺りより先は未踏査としています。もし繋がっていたと想像し
 地図上で距離を比べてみると、県道85号の丹生山神社参詣口からは最法寺の西で村中を進む分、当道標のある経路が
 100m程長いかも知れないが、こちらも「古藍那道」であったと思う。明治の地図ではこちらが近い様にも見える。
  尚、「古藍那道」とされる東側の道には「東下の道標」がある。)

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【1.道標を南に望む 【2.道標を南東に望む 【3.道標を北に望む
 左奥、藍那へ  車が回れる様にか  奥(北)最法寺へ
 右奥、田ミチ】  道標後ろにも道】  簡易舗装道が続く】

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【4.最法寺西30m三ツ辻 【5.道標北面拡大 【6.道標東面拡大
 の西70m三ツ辻から  「左、アイナ」  「右、田ミチ」
 南を望む、420m先】  と読める】  と読める】

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【7.北区南部の道標】
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