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「やーどもども、叩き起こされました。機嫌、めちゃくそ悪いです。ヤブ睨みですんまっせん」
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「3人兄弟らしいです。兄弟ですからね、似てるんすよ。でもあれですよ、僕が一番姿勢いいですね」
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「修業に出されました。ここで向こう15年ほど丁稚奉公やらされるらしいです」
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「こうやって、じーっと見つめると何かいいモノ貰えるんすよ。これって、『媚を売る』ってゆーらしいです」
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「今日のお駄賃は蹄です。噛むほどに味と香りがするいいヤツです、こいつ」
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「こうやって撫でられるのも仕事の一つなんですよ。でもね、実を言うともっと下の方を…」
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「言えませんからね、僕丁稚なんで。そんなときは旦那さんの目を盗んでこんなことしちゃいます」
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「あーでも己の技術には限界がありますね。やっぱ、お願いできますか、この指で…」
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「噛むなですと?いや、掻いてくれよーとお願いしたつもりなんですが…うーむ」
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