オリエント スーパーオートスイマー/SS 1960年代 |
21石フルローター Cal.刻印なし |
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オリエント初の自動巻モデル、スーパーオートです。スナップバックケースですが、スイマーというペットネームがついています。
画像から分かるように、IWCのペラトンをそのまま流用したようなツメ方式の巻上機構が採用されています。シチズンのジェットとFHFのフォントマチックの関係と同様、オリエントとIWCの関係も謎ですね。やはりオリエントが「大いに参考にした」んでしょうけど(笑)。ちなみに、セイコーのマジックレバーも原理的にはペラトンと同じですが、構造は少し違います。
耐震装置にはニュートロショックが使われているようです。ポピュラーなインカブロックやキフが採用されなかったのは、何か理由があったのでしょうか(これも謎)。
外装は、筆記体の表記、ドットとバーのインデックス、ドルフィンハンド、というデザインになっています。これもIWCによく似ていますが、バーインデックスが太くて力強い点が特徴といえるでしょう。
グランプリ100や64にもこの自動巻は継承されました。でも、飾りのルビーがない最初は、こんなに大人しかったんですね(笑)。