QSLカード考・はじめに

この原稿は、大宮アマチュア無線連盟の会報1993年(平成5年)2月号にJN1WTQが投稿掲載されたものを一部修正したものです。

たった5年前のことですが、ずいぶんと古い内容に感じます。現在はHAMLOGを使用しており、QSLカードのデザイン等に関するデータは記録しておりません。続けてればよかったかなー。


さて、WINDOWSの普及等でパソコン環境の変化著しい昨今ですが、じつは私は98VXでも今のところはそれほど不便に感じていません。相変わらずワープロとゲーム、それにデータベースソフトをちょっと動かすだけで、たいしたことはしていないからでしょう。ハードディスクがあれば結構早いです。

パソコンにやらせたいものの一つに、アマチュア無線のログの整理簿があります。市販のログソフトやフリーソフトが各種出回っておりますが、私は市販のデータベースソフト(あすかLITE、アシスト社)を使って自分でフォーマットを作成することにしました。

私の場合、コンテストでのQSLカード交換が非常に多いのですが(コンテストとQSLについては、また別の機会に書きたいとおもいます)、コンテストQSOをぜんぶ整理簿に記入する必要性は薄いので、すべてQSLカードを受け取った時点でデータベースソフトに入力すれば合理的です。従って当局の整理簿はQSLカードが届かない限りQSOの事実を認識しないことになります(注1)

さてフォーマットの設計ですが、単なる整理簿として使うつもりなので、アワードの完成状況チェックやコンテストログの作成までするつもりはないし、相手の氏名や交信時間なども不要と考え、まずはコールサイン、QTH、QSO年月日、バンドとモードという必要最低限の項目に絞ってみました。しかしこれではあまりにもシンプルに過ぎる気がします。なにかほかに蓄積すれば役に立つデータはないものか・・・・。

「あなたの蔵書を示せ。そうすればあなたの人柄を当ててみせよう」と言った人がおりますが、ひょっとするとQSLカードを見ればその人の性格が分かるかも? せっかくQSLカードをベースにしてログ整理簿を作成するのなら、ついでだから受け取ったQSLカードの特徴なんかをメモしておけば面白いんじゃないか?

と、いう訳で、私が3年間に受け取った1900枚程(注2)のQSLカードの特徴を記録し、分類してみたうえで、気がついたことを次回からいろいろ書いてみたいとおもいます。

(1993年2月号会報)


(注1)現在は、交信の都度HAMLOGにちゃんとログデータを入力しています。コンテストQSOもClogをHAMLOGデータにコンバートして全部追加しております。
(注2)たぶんいまは6000枚を超えていると思います。

(1998年5月17日UP)



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