なぜ当局は下手なイラストを描くのか。


さて、インターネットサーフィンていうか、ネットうろうろしていると、美しいCGをあちこちで閲覧することができますが、そんななかで当局のホームページで下手な絵に付き合わせてしまいまして誠に恐縮であります。一応この場でお詫び申し上げます。だったら描くな、とは言わないでぇ。

男でイラストやアニメ系の絵を描くようになる動機というものは、文字どおりアニメやコミックに興味があって、自分でも描いてみたくなったから、というのが普通だと思います。が、私の場合はちょっと違っておりました。

私の場合は、QSLカードのデザインのため、もっと直截な言い方をすれば、相手の
カードボックスで目立つためという、純粋だか不純なんだかよく分からない理由によるものでした。単なるコールサインやデータのみのカードというものは発行したくありませんでした。かといって写真を使ったカードは価格が高いし。オリジナルのイラスト入りカードは安くてよく目立つカードを作れそうです。

と言う訳でしこしこと女の子ばかりを描く偏ったイラストを研究しておりましたが、JM1コールで開局した当初は自信のあるカードは完成させられず表にコールサインが大書きされた平凡なカードを作成しておりました。しかしそのカード500枚がそろそろ無くなりそうな頃、なんとなくアマチュア無線から遠ざかり、やがて局免も失効、そしてコールサインが終身でなくなり再コールされることになったことも知らずにおりました。その間イラストもまったく描きませんでした。イラストだけでも修行を続けていればねえ・・・・。

いろいろあってJN1WTQとして再開局したとき、
電波で目立たない分カードで目立とうと、かねてから計画していたオリジナルイラストによるQSLカードの発行を実施いたしました。ホームページをご覧になればお分かりのとおり非常に下手かつ幼稚なイラスト(しかも内容が偏っている・・・・女の子しか描けないんだよー)ですが、コンテストを中心に1種類500枚で16、7種類8000枚以上を発行しております(自分でもよく把握していない)。

私はこのように、QSLカード用としてイラストを独自に会得し、アニメ・コミック系の流れとはまったく無関係であったため、平板でどこにパースの集中点があるのか分からないようなイラストしか描けないのですが、当分は、たぶん自分で飽きるまでオリジナルイラストのQSLカードを発行しつづけると思います。最近は数年前に比べオリジナルイラストのQSLが減っているように感じます。全体的に規格カード的デザインが増えているなか何かの機会に、多分コンテストで私のイラストQSLカードがお手元に届くことがありましたら「こいついい歳してまだ飽きずに描いているのか」と呆れてやってください。



(1998年9月6日UP)


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