見た目で判断する輩
KENWOODのTS−570Sを購入しておよそ一年がたちました。唯一気に入らない点はテンキーが付いているのにダイレクトにメモリーチャンネルがセットできないということで(購入後にわかった)、それ以外に特に不満はなく気に入っております。(注)
それまでYAESUFT−655MをメインRXとして、主に6mでオンエアしていました。一昨年頃にHF+50のRXが各社から出て、そろそろ新しいRXが欲しくなり、夏のボーナスはたいて買うことにしました。
当時IC−756・TS−570・FT−920・JST−245などのHF+50の固定RXが発売されていました(もちろん今も発売されていますが)。当然それぞれいいところと難点があり価格面も含めて機種選びに悩むところでありますが・・・・。
いいところ ヤなところ ICOM IC−756
・LCDディスプレイ
・2波受信・ちょっと価格が高い
・音声レコーディング装置が無いKENWOOD TS−570S
・ボイスイコライザー
・音声レコーディング装置オプション有・固定機としては筐体が小さい
YAESU FT−920
・音声レコーディング装置標準装備
・ディレイ機能のあるVOX・デザインが気に入らない
JRC JST−245H
・150W
・かなり価格が高い
かつてJM1コールで出ていた時代も含め(JN1WTQは再コール)、八重洲無線の製品を愛用しており、アイコム、ケンウッドが次々HF+50のリグを出してきた後の八重洲製品を期待していたのですが・・・・。FT−1000MPのような立派な筐体はいいんですが、メインノブまわりのぐにゃっとしたあのデザインはなんなんですか許せませんっ! と言う訳で、150Wは魅力的ながら価格の高いJRCと共にFT−920は選考の対象外となりました。
コンテストのときに横着してCQを機械任せにしたいし、4通りのモードが選べるボイスイコライザーと専用マイクロホンに惚れてしまい、結局IC−756よりTS−570Sがまさって購入となりました。
もちろん、FT−920のあのパネルがたまらなく好きだという方も大勢いらっしゃるでしょうけど、私はスクエアな感じのデザインが好きなので、FT−920がFT−1000や1000MPのようなパネルデザインでまとめられていたら一も二もなく買ったんですが・・・・。後から出たFT−847は「ちゃんとした」デザインになっていますがねー。なんででしょう。家電品ならともかく、アマチュア無線機をデザインで選ぶなんてへんかもしれませんが、まあ元々私はへんなやつですから・・・・。惜しいことをしたぞYAESU。
SONYのVAIOシリーズなんかが売れているのを見て感じるのは、価格と性能に大差をつけなければ、ブランドイメージと広告とデザインのセンスでものの売れ具合は決まってしまう、ということですね。
(注)初稿では「ダイレクトに周波数がセットできない」でしたが書き誤りです。周波数は直接選択できます。TS−570はメモリーとバンドが直接呼び出せず、チャンネルダイヤルやアップダウンキーでいちいち上下させなければならないので面倒です。
(1998年7月26日UP、1998年9月6日改定)
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