ちょっとしたザレ場の脇に水場への木標が立っている。
本道を離れて南に下れば美味しい水が補給できる。水場への道は足場が悪く急なので気をつけて欲しい。
この水場の水は余程の渇水期(吉野川の早明浦ダムの水位が下がり旧大川村役場が現れるような時期)でも、水量は極端に減るが涸れることは滅多にない。
ここより100mほど上手にある「三嶺ヒュッテ」に泊する場合の水場もここになる。

水場の標
 水場はこの先を下るとすぐにある

冷たい水でひと息入れてから再び登山道を行く。
ここから三嶺の池まで登山道自体はさしてきつくないが、山肌の傾斜はきつく、ちょっとしたザレ場もある。


 大岩が見えだしたら稜線は近い。

稜線が間近くなり、土止めに丸太で設(しつら)えた階段を登り切ると目の前に「山嶺の池」がある。
ここでコメツツジの稜線を左にとれば一気に山頂である。
山小屋泊の場合は、右手すぐの場所に山嶺ヒュッテが待っている。


三嶺の池
 三嶺の池。コメツツジとミヤマクマザサの向こうに山頂が顔をのぞかせている。