Letters from the Roadから

HOME COOKINGのページに載っていたボーイ・ジョージからのお手紙です。
3/7のものは名古屋で書いたようです。

原文はこちら
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00/03/07
やあ、これが今回のアジアツアー中唯一の手紙になってしまった。申し訳ない。旅行面でもすごく忙しかったし、さらにはプレス対応なんかもあったんだ。
オーストラリアと日本と、あっ忘れちゃいけないシンガポールもだ。すっごくよかった。一番良かったのは日本。お客さんがすごく良かったから。言葉の壁があるからすごく一生懸命聞いてくれるんだ。それに一番受け入れてくれてるね。あ、これはオーストラリアのファンがすばらしくなかったって意味じゃないんだ。オーストラリアのファンは僕たちや歌を理解してるから得してるってことさ。
夕べは日本のプロモーターの人たちが急に僕たちをご飯に連れて行ってくれて、カラオケセッションをやってしまったよ。ボブまで歌ったんだよ。で、ボクたちは何で彼が販売担当かわかったよ。「ホテル・カリフォルニア」があんなに長く聞こえたことはなかったね。カラオケってのはほんとに世界一偉大な平等主義者で、どいつもこいつもひどく聞こえてしまうんだ。僕たちの中でも、音程を保つのが仕事の人でさえね。でも、リンダ・ドゥーガンは別。彼女は「ムーン・リバー」を歌って、それがすごく上手だったんだよ。あ、ボクの「マイ・ウェイ」もね。控えめに言っても、並じゃなかったよ。マイキーは「アナーキー・イン・ザ・UK」を感動的な演出でやったんだ。それから、日本人の人たちは全員で、ステージを勤めたよ。メルボルンでホセ・フェリチャーノと一緒に過ごした夜を除くと、疑いなくツアーで一番の夜だったね。
ロイは、ツアーじゃパーティー野郎と化してて、LAの家に戻ったら休まないといけないだろうな。USのツアーは、夏の終わりか、秋になるだろうね。アメリカ用にいいミックスを作っておかないと。クラブ用のいいダンスの構想があるんだけど、それがアメリカのいいプランになるような気がするんだ。ロンドンに戻ったらすぐにでも手をつけないとね。
USのために新しい曲を書くかもね、何でも出来るよ。分かってるのは、アメリカのラジオを口説かないといけないってことと、それに関しては賢くないといけないってこと。僕たちはミシー・エリオットのオフィスに「シー・スルー」のリミックスの交渉してるんだけど、その金額がまあ10万ドル、小さい島が買える値段なんだ。ボクはミシーの「オール・イン・マイ・グリル」のUK用のダンスミックスをやったんだけど、1000ポンドでやったんだ。アメリカ人てのは、金なんだね。でもまだボクたちがラジオでうまく注目を得られるんなら、リミックスを頼む価値があるよ。

今夜はツアー最後のステージで、たのしいけど大変なんだ。いつものように残念な気分になる。家に帰れるのは楽しみだけどね。いいニュースがあるんだ。アルバムがツアー中に結構売れたんだ。80年代の売上げからは程遠いんだけどね。UKでは20,000枚しか売れてないんだ。でも年寄りの犬にもまだ命はあるってことさ。金銭上の理由で言うつもりはないけど、レコーディングの契約を取り付けるためには、ある程度の数を売らないといけないんだ。ついてないけど、ただ製作とか表現の仕事だけじゃなくて、ビジネスマンもやらざるを得ないんだ。

みんなに、応援ほんとにありがとう。ボクは4月にパーム・スプリングスのホワイト・ボールでDJをする予定。それから同じ週にラスベガスでもやる予定。詳細は近いうちに。ボブは新しい商品を計画中なんだ。イベント用のイケてるTシャツと、ダンスミックスのCDだって。よかったら、ぜひお試しあれ。

体に気をつけて。それから神様の祝福があるように・・・・・・・・・・じょーじー・ぼーい。