Band in a Box 私的サポートページ

BBとのおつきあい

ついこの間まで(2004年暮ぐらい?)「Band-in-a-Box WF」というフォーラムがあって、そこで掲示板ベースでBBユーザのサポートがあったのですが、どういうわけなのかなくなってしまいました。日本でBand-in-a-Box(以下BBと略)を使っている人がよりどころにするところがないのかもしれないと思って、こういうページを作ってみた次第です。

私とBBの付き合いはそろそろ12年くらいになるかと思います。最初はたまたま見つけたジャンクっぽいCDROMの中に見つけたVer6でした。当時はまだ伴奏補助ソフトという感じでしかなくて、ドラムとベースは使えそうでしたが、ピアノなどはせいぜいアルペジオやるくらいで、そんな伴奏だったらいらないなぁ、、というほどのものでした。

Ver7、Ver8となったあたりで自動作曲と自動アドリブをやるようになりました。どっちが先だったかは覚えていません。もう一度インストールすればわかりますが、いまさらそれはできないので。Ver8でも伴奏はいまいちで、特にエンディングに能がなかったように記憶しています。

Ver9はスキップしてVer10を買いました。この時のキャッチフレーズは「タイトルの自動生成!」。自動作曲した曲にタイトルを自動的につけるのです。これはまぁおふざけみたいなものでしたが、それなりになんとなく曲想にあってなくもない感じのタイトルをつけていました。たしかにタイトル付けるのって人間がやろうとすると以外に手間取るものですから、これはいいアイディアだったのかもしれません。

Ver11もスキップしてVer12を買いました。このころになると伴奏もかなり良くなってきていて、ベースラインなどは下手なアマチュアよりもうまくなっていました。Ver8のころは4ビートの曲の伴奏はいまひとつと言う感じだったのですが、Ver12になるとベースランニングもなかなかいい感じになっています。

日本ではWindows版としてVer13というのが出ているようなのですが、カナダ版では12の次がBB2004になりました。それはまたスキップして、BB2005を昨年末に買ったのが現在(2005年4月)の状況です。

BBとはなにか?

Band in a Boxは、MACあるいはWindowsPC上で走るアプリケーションソフトで、あなたのよき音楽仲間となってくれます。なにができるかというと、

もちろん、上記のような機能で作り上げた曲を演奏することができます。演奏した音楽に載せて歌ったり自分の楽器で演奏したものを録音することもできます。

伴奏をさせるには、コード進行を入力し、その演奏スタイルとテンポを指定するだけでバッキングを作成してくれます。特になにも指定しないと3コーラス分のバッキングを作成してくれます。イントロやコーダを使ったエンディングも設定することができます。曲の途中でスタイルを変えることもできますが、変拍子(例えば4拍子の曲に2拍の小節を入れるなど)はできません。

このスタイルも自分で作成することができるのですが、基本的に4拍子と3拍子だけで、5拍子とか11/8のような変拍子は作れないようです。

BB2005では複数のスタイルからいろいろなパートを抜き出して新しいスタイルとして演奏することもできるようです(まだ試してない)。

メロディ譜とコード進行だけあるような場合でも、コードを設定してメロディを打ち込めばちゃんとした曲ができ上がります。後で紹介するアドリブ機能で中間部にソロを入れればなかなかしっかりした(聞きごたえのある)曲ができ上がりです。

作曲もいろいろと細かなパラメータを指定できるのですが、とりあえず「Melodist」ボタンをクリックするだけでなかなか感じのよい曲を作ってくれたりします。BB12あたりでは何曲か作らせてみると、ナンとなく似通ったような感じもあったのですが、BB2005ではどうでしょうか? コード進行を指定してそのコード進行に沿った曲を作ることもできるので、場合によってはプロでも重宝すると聞いています。

作曲するついでに、「中間部でソロをする」という指定をしておくと、そのとおりに例えば3コーラスの指定であれば第二コーラスでアドリブソロをしてくれます。これがなかなかうまいので、いやになっちゃいます。ソロもビル・エバンス風とかウエス・モンゴメリ風とか指定ができますから、いろいろと楽しめます。ウエスがジャイアント・ステップスをやったらどんな風だろう? ということもできるわけです。

作成された曲はMIDI形式で出力することもできます。

ギターをPCにつないでBBと遊んでいる人なら(私だ)、BBはギターチューナーにもなります。ま、チューニングメーターですが。

BBはどうやって手に入れるか?

買えばいいのです。国内ではカメオインタラクティブが販売しています。私はPGmusicから直接買っています。時々最新版が「お試し版」として期間限定として無料で提供されていることがありますから、ちょくちょくPG-Musicのサイトを覗いてみるといいと思います。カメオではどうか知りませんが、PGMusicのサイトでは追加用のスタイルも多数販売されています。これらの追加スタイルはBBを買ったときにある程度バンドルされているはずですが、スタイルは多いに超したことはないのでチャンスがあれば買っておいた方がいいと思います。無料で自作のスタイルを提供してるサイトもありますからチェックしておきましょう。

BBはどうやって使うのか?

詳しいことを書き始めるときりがないので、わからないことがあれば掲示板で聞いてみてください。答えられることもあるでしょうし、答えられないこともあるでしょう。ユーザが集まればそれなりの助け合いはできると思います。

私はかれこれ12年ほど使ってきていますので、最新の機能は別としてたいていの機能は使っていると思いますが、昔の操作性を引きずっているためでしょうか、初めて使う人にとっては必ずしも操作性がよいとは言えない部分もあります。例えば音符の入力方法ですが、私はこの会社の入力方法が大変好きで、それで使っているようなものですが、その方法を見つけるまでに長い時間がかかりました。マニュアルをちゃんと読んでいなかったということもあるのですが、「N」と書かれたボタンにそんな機能があるとは・・・という感じです。

ほかにも、多くの機能がメニューの奥深くに隠されています。めんどうがらずにマニュアルを読んだり、メニューの階層をたどってみたりしてみましょう。

とりあえず、これくらいを押さえておけばまずは使えるようになるかな? ちなみにこの画面はBB2005です。日本版のBB12やBB13とは違っているかもしれません。
まずは「メロディスト」のボタンを押してみて何が起こるか見てみればいいんじゃないでしょうか。「譜面を出す」と示されたボタンを押すと譜面が表示され、演奏中であれば演奏に合わせて譜面が次々とめくられていきます。

演奏が行われていないときに楽譜を表示させて、「N」とだけ書かれたボタンを押してみましょう。楽譜が編集できるようになります。PGMusicの製品の楽譜入力は他のどこにもない操作性のよいものです。私はこれがあるのでこの会社の製品を使い続けています。

BBにできないことは?

先に書きましたように、変拍子は苦手なようです。それから、音符の編集のときに挿入ができないのも困ります(例えばサビの直前に4小節入れたいと後で気がついたときなど)。

ほかにも楽器の音量のセッティングの保存方法とか、使いにくいところもあります。「オブジェクト指向」とか言ってますが、ちょっとそれには素直にうなずけません。ほかにも、できたらいいなと思っているのにいつまでたってもできないことがいろいろあるので、またそういうことも書いていきたいと思います。

リンクはこっちにまとめた方がいいかな。

こんなページもあるんだなぁ(メーカーによるサポートページ)。

Band in a Box Web Ring

RealBook for BB

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