Gambling Life
期間限定特別企画パート２

あとがき

今年も大きなジャンプ界のイベントが終わった。勝ったのは、無印にしてしまったランド
パワー。非常に肩身が狭い。先週の段階で金折Ｊは「大竹柵は高いだけだからいいけど、
生け垣は幅もあるから、怖い」と正直に不安を打ち明けていた。終わってみれば完勝とい
う内容だが、怖かったのは事実だろう。それを乗り越えた人馬の勇気を称えたい。
我が本命、マキハタコンコルドは３着だった。長いこと検量室のＶＴＲルームから出てこ
なかった出津Ｊだが、出てきてからは快活ないつもの大声で「この馬のいいところと悪い
ところが、全部出てしまったわぁ。でも、前の２頭は強いです。これからこっちもパワー
アップして、リベンジしますよ！」と誓っていた。カラ馬の影響で終始外を回らされたた
めに、前半に行きたがってしまったことが大きいと思うが、出津Ｊはそのあたりを省いて
潔く勝者を称えて、巻き返しを期している。第一声の「すみません！」が何より清清しい
言葉だったが、今度はこっちが「ありがとうございます！　おめでとうございます！」と
言いたいものだ。
ゴーカイは２着。春のチャンピオンとしては残念な結果だろうが、正直、パドックの姿を
見ても太い感じはした。来春、再び世界の強豪を相手にした時に、また力のあるところを
見せてくれるだろうか。４着ミナミノゴージャスの宗像Ｊは昨年に続く４着。「来年も４
着かな」と笑わせていたが、関東の若手として、今後も楽しみだ。
残念だったのは落馬した２頭。岡富Ｊはファンの「来年勝ってください！」の声援に親指
を立てて応えるサービスぶりを見せていたが、内心の悔しさは見て取れる。また、植野Ｊ
も悔しがるそぶりを隠さず、無言でムチを振るっていた。馬は無事。また巻き返しの機会
もあることだろう。
また、優秀なジャンパーたちが集う舞台がやってくる。その時まで、また地道に取材を重
ね、大きな喜びを得たいと思う。

あいさつ

春の中山グランドジャンプ企画に続いて、再び、この暮れの忙しい時期にも、障害レース
振興企画を立ち上げました。春ほどの労力を費やすことは難しいのですが、力の限り更新
していきたいと思います。障害レースを応援する皆さま、そして、まだ障害レースの魅力
に気づいていない方、どうかお付き合いのうえ、ぜひ馬券を購入してください！　それが
何よりの障害レース発展につながります！　人馬一体の美しい飛越を、手に汗握って楽し
ましょう！

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