復活の世界 Faile 3 「人形アニメ・Xボンバーへ」

「Xボンバー」という番組を制作するに当たって、SF作品として参考になることがあるのではないかという、永井豪さんの発案で、にわかにNASA見学ということになったのでしたが、この時の体験は、この番組の制作上参考になったというよりも、むしろその後の仕事の中で、役に立つことのほうが多かったように思います。

まだまだよき時代だったのかもしれません。

取材前の一日は、それぞれ自由行動ということになりましので、ロスの町を散策したり、SF関係の書店へいって、かなりイラスト集を買い集めてきたりしました。

しかし異国での散策は、不安でもあり、どうも落ち着かなかった気がいたしました。

それからは、前回書いたような、興奮気味の取材でした。

そしていよいよ、取材の後は緊張感去った気楽な観光ということになったわけですが、ロスアンジェルスの発祥の地を訪れたり、ファーマーズ・マーケット、ハリウッドの中心地である、チャイニーズ・シアターあたりへ行ったり、蝋人形館へ行ったりしながら、全員でデズニーランドへ遊びに行ったりしました。そこでは「宇宙戦艦ヤマト」が大変な人気で、そのファンである、デズニーランドのスタッフから、大歓迎をされたことを思い出します。

夜は…監督がお気に入りのレストランへ招待されましたが、残念ながらわたしは肉食が不得意だったのと、あちらの肉片が、あまりにも大きく、しかも硬くて歯が弱かったこともあって、大いに弱ったことを、今更ながら思い出してしまいます。

どちらかというと、番組制作とは関係のない取材旅行ということになってしまいましたが、わたしにとっては、大変貴重な旅行になったことは、間違いありません。

永井豪氏、ご兄弟とのお付き合いも、この時を機会に、つづいていくことになった、記念すべき外遊でした☆

ロスてで三上監督と写真
アメリカ取材・ディズニーの写真