交わる世界 Faile(35)「アナログからデジタルへ」

いよいよあと一年強で大きな変革が行われることになっているのが、放送界です。つまりこれまでのアナログ放送から、デジタル放送になると言うことです。

このシステムの大変わりを、理解しているか、理解出来る人は、あまり居ないのではないかと思うのです。 我々と同じシニアともなると、ほとんどその意味が判らないまま、騒ぎに巻き込まれてしまっている人が、かなりいるように思えます。

まだ、私のように、周辺に関係者がいて、大雑把にでも聞くことが出来るものは伊井として、これから高齢化が盛んに叫ばれている時代であることを考えると、とても不安になってしまうことがあります。

これまででもメカの扱いが苦手で、いちいち子供に面倒を観て貰ってきた人々にとっては、来年起こることになっているデジタル時代などは、理解するどころか、まるでついてはいけなくなってしまうでしょう。

若い人は別として、これからどっと現われるであろうデジタル難民をどうするのかということを、真剣に考えて貰わないと、シニアはすべての現代社会から押しのけられてしまうのではないかと、心配になります。

高齢者の方々に出会う度に、そんな心配を告白されてしまうのですが、私自体もさまざまなメカを駆使することが、次第に億劫になって来ています。

もう少し、判り易く、扱い易く、説明書はもっと読み易く、理解しやすくして貰わなくては、新時代を楽しめる者とまったく関係なくなってしまう者とが生まれてしまいます。

高齢者同志の助け合いにも限度があるのを、ひしひしと感じている昨今です☆