交わる世界 Faile(42)「遊び唄の世界」

最近、子供たちが群がって遊ぶシーンを見かけることがありません。その大きな原因は少子化という問題もありますが、子供たちが集まる広場と言うものが、がほとんどなくなってしまっているからです。 昔は広い原っぱ、長屋の空き地など、いろいろな空き地に近所の子供たちが集まって遊んでいました。そしてその子供たちからは、色々な集団で遊ぶ歌が伴っていました。


♪ ここはどこの細道じゃ

天神様の細道じゃ

♪ 勝って嬉しい 花いちもんめ

負けて悔しい 花いちもんめ

♪ かごめかごめ 籠の中の鳥は

いついつ出やる


 こんな歌が聞こえていたはずでした。

ところが最近は、そんな光景がどこからも聞こえてきません。最近というよりは、列島改造に湧いた頃からでしょうか。開発、開発が進んだために、空き地と言う空き地は開発されてしまって、子供たちが集まって遊べるところが亡くなってしまいました。

現代では部屋に閉じこもって、それぞれはゲームで遊ぶしかないのでしょうか。

もう一度、子供たちの遊び歌が集団で、あちこちから聞こえて来るような時は戻ってこないでしょうか。

そんなことをしきりに考える昨今です☆