交わる世界 Faile(49)「またまた宇宙へ」

宇宙を舞台にしたテレビ番組、SF作品などを書いてきた私にとって、このところの日本人宇宙飛行士たちの旅たちの時のインタビュ右派、大変うれしいものがつづきました。

ごく最近は、日本人宇宙飛行士の古川さんが宇宙へ向かいましたが、彼は子供の頃、「ウルトラセブン」が好きだったそうで、宇宙からやってくる怪獣、宇宙からやってくるヒーローを含めて、セブンの世界が好きだったといっています。

この番組で「セブン暗殺計画」を全後編で書いたりした私にとっては、大変嬉しい談話が伝えられました。

このところ宇宙へ飛び立った宇宙飛行士が、旅立つ時に漏らした感想に、少年、少女時代に見た「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」「ウルトラセブン」というテレビ番組が、夢をはぐくむきっかけになったという談話を発表しています。そんな談話を聞くたびに、それらのすべてに私が関係していたので、大変嬉しい思いをしたところでした。

若いころ書いていた番組を見ていた少年少女たちが、私たちの送り出した番組で宇宙へ向かう夢を見ていたのだと思うと、格別の喜びを感じるのですが、一体、今のテレビを見ている少年少女たちは、将来、こんな人間になろうと、夢をはぐくんでいくような番組を持っているのだろうかと、考えてしまいます。

中でも宇宙への夢を見る少年、少女が、どのくらいいるのだろうかと考えてしまいました。ひょっとすると、今回の宇宙飛行士たちが、私たちの書いていたテレビ番組で影響を受けた、最後の人たちだったかもしれないと、思ったりもしました。

かなり現実的な番組はあるのですが、宇宙への夢を広げていくような番組は見られません。夢が見られる時代ではないのかもしれませんが、少しでも早く、夢を見て生きられる時代がやってくることを祈るしかありません☆