観る世界 Faile(49)「思いがけない取材」

最近は思いがけない取材が飛び込んできて、びっくりさせられることがあったり、戸惑ったりさせられることが起こります。

つい最近のことですが、私がシリーズ構成をしたテレビ番組の「トランスフォーマー」に関して、話が聞きたいという依頼がきました。

私は脚本も書くように東映から依頼されたのですが、実際には脚本は書かないまま、シリーズ構成をしただけで、AT氏、AY氏にお任せして、番組からは去りましたので、取材はお断りをしたのですが、その当時のテレビの様子を語るだけでもいいというので、原稿を書くことにして、どうして脚本執筆から下りたのかという話を書きました。

その内容に関しては、7月発売ですから、もう間もなく発売になるムックをご覧いただきたいと思いますが、とにかくあれから20年以上たつので、その依頼があったときは、びっくりいたしました。

ところがそれからまもなく、月刊「ドラマ」という雑誌から、9月号、八月発売のもので、新進作家との対談の依頼が飛び込んできたのです。

まぁ、気楽な話をするということで承知しましたが、どうしてここへきてこのような話が飛び込んでくるのか判りません。

考えられることは、私たちがテレビ脚本をせっせと書いていたころ、それらの番組を見てた少年たちが、現在、さまざまな会社でリーダーマンになっていることが原因なのだろうと思います。

ちょっと話が飛びますが、先日京都で行った「月の都、京都を探検する」という講演会は、中高年の皆さんを中心に、若い方が混じって、大きな会場は超満員で、立って聞いている人が出たくらいで、最後の本のサイン会は、かなりの列ができて出版社も大喜びでした。

この時のほとんどの席を占めた方々は、中高年の皆さんが、ご夫婦で集まって下さったと思っています。

同世代を生きてきた方々、我々の送り出したテレビ番組を見て育った後輩と、世代にかかわる出来事を、お知らせすることにいたしました☆