観る世界 Faile(52)「シナリオ講座」

今年は春と秋に、放送大学の面接授業を行いました。

東京の文京センターというところの担当で、茗荷谷のつくば大学の校舎で行っていますが、間もなく秋の授業も終わるのですが、これで私は、年齢制限があるのだそうで、すべて終了いたします。

京都嵯峨芸術大学では20歳代の若い学生たち、放送大学では20代から70代までの幅の広い、いわば社会人が受講者になります。しかも通常の大学生と違って、放送大学の場合は、その身分にも大きな差があります。リタイヤーした後の教養のために来る人もいれば、余暇を利用して何か書きたいという知識欲に満ちた主婦もいます。そして更に、現在お勤めをしながら、新たなスキルアップを考えてやって来る若い人もいます。

学生の構成ということを考えますと、通常の大学と放送大学では、いろいろな点で、違いがあります。

ただ、嬉しいことですが、そのどちらの学生、受講者と対面した結果、大変熱心な人が、集まって下さっているということです。特に社会人の人が、会社の休日を使って来たり、遠方からやって来る人が多いのですが、何かに向かおうとする人が多く、通常の大学生の卒業までの余裕を持った生活ぶりとは、いささか違いを感じることがあります。

流石に社会人となっていらっしゃる受講者には、新たな知識欲があり、通常の学生たちののんびりとした雰囲気とは、大きな違いを感じます。

小説を書きたい人、脚本を書きたい人、目標はさまざまですが、いつかその中から、新しいクリエーターが飛び出して来るのを楽しみにしながら、少しでも新しい情報を注入していけたらと努力しています 。しかし年齢差ということもありますが、通常の学生ののんびりとした雰囲気とは違って、社会人の放送大学の受講者は、いろいろな点で、真剣です。一応、学校は終わっても、再び自分の興味のあることについて、知識を取り入れようという姿勢には、頭が下がります。

放送大学最後のシナリオ講座の面接授業を前にして、報告しておくことにいたしました☆