観る世界 Faile(53)「ドラマ講座」

今年雑誌での対談企画でのきっかけで、来年からシナリオ講座を連載することになりました。

年末がやって来ましたので、来年のお話をしておくことにいたしました。

はじめは、かなり躊躇いがあったのですが、ようやく私なりにやってみようという気持ちになってきたのです。

実ははじめの躊躇いというのは、これまでの作法物には大変不満があったからなのです。また同じようなものを書くのであったら、お断りするつもりでした。ところが今回は、私の考える作法物でいいということになって、脚本に興味を持っていない人も、それから何か別の情報を受け取って貰える本にしてもいいということになったからでした。

作業的には大変ですが、幸い私は、目下大学で若い人たちに出会っていますし、彼らがどんな反応をするかも判っていますので、それらも紹介しながら、講座を展開していくことにいたしました。

情報によりますと、内容は別としても、こうした雑誌に手を出す人が少ないところから、書店ではなかなか目に入らないようです。ネットでの購入は可能なので、是非、お読み頂けたらと思っております。

脚本という、ある意味では大変地味な仕事ですが、ものを書くということでは、若い人も大いに興味を持っているはずです。それを、如何に深めていって、プロの世界を目指す勢いにまでなるか、そういったことに力を注ぐ者が、一人でもいればいいというくらいの決心で始めます。どのくらい独特な方法論にすることが出来るか、私自身にとっても新たな試みです。

機会がありましたら、是非、お読み下さい。

最近は、若者が、まったく本に手を出さないということですが、少しはそんな人たちにも役立ち、そんな若者と出会っている先達たちが、彼らを理解するのに使っていただけたらと思っています。

どうか、たまにはこんな本も読むと、思わぬ収穫があるということを知らせて頂きたいものです。どうぞよろしく☆