思う世界 Faile(36)「寂しさについて」

この頃時折考えることがあります。

何が原因でそうなるのかということではないのですが、ふと「寂しいな」と感じる瞬間があるのです。

その原因は何なのかという問題については、また別の機会にするとして、この「寂しさ」というものについて考えてみることにしました。

私はたまたま山に仕事場にしている山荘がありますので、そこへ通いながら、鳥の鳴き声、谷を渡る風の音、谷をの流れるせらぎの音を聞きながら、その静寂の中で、ふと寂しさを感じることがあるのですが、その中で自分との対話をするのですが、若い時に父に連れられてよく通った海に近い温泉旅館での夜のことです。 布団に入りながら、絶え間なく押し寄せては返す、躍動的な波の音を聞きながら、ふと寂しさを感じたことを感じたことがあったのです。

静寂の山、躍動的な海。

そのどちらでも寂しさを感じるというのは、どういうことなのだろうかと考えたのです。

山の静かさがじわじわと自分の心の内に、何かを考えさせようと迫ってくるものがあるのですが、海の間断なく押し寄せては返す波は、私の心の内の何かを揺さぶりながら寂しさを引き出して来るのです。

山と海という環境の違ったところで感じる寂しさを、改めて考えています。

その中での一つの引き金として上げられるのは、人間関係における自分とのかかわりというものかなということを考えたりします。

「寂しさ」

あなたは、どんな時に、どんなところで、それを感じたりしているでしょうか☆