思う世界 Faile(38)「一人っ子問題」

最近あまり問題にならないようですが、ゆとり教育と大いに関係がって、私のように大学で教鞭をとっているものにとっては、大変切実な問題なのです。

そんな問題が取り上げられるのは、実は中国での一人っ子問題なのです。あちらでは政策上、子供は一人と制限されているのですが、そのために昨今問題になってしまうのは、彼らが成長してからのことで、みな唯我独尊で身勝手になってしまい、まったく親のいうことなど聴かないし、仲間に対してもかなり自分勝手な態度になるということでした。

そんなニュースを見ているうちに、ふと日本の若者像を考えてみたのです。

数年前から、そういった学生が大学に入学してきますから、どうしてもそういった問題と出くわしてしまうようになったのです。日本でも経済状態から少子化の状態がかなり前から問題視されてきましたが、それが現実のものになってきてしまいました。

人嫌いであまり多くの人と接触したがらないし、大事に育てられてきたせいか、頑張るということを、大変嫌がります。別に苦しんでまで何かに取り組まなくても、それを責める親はいないのでしょう。いいよ、いいよと許してくれます。そのうちに何か目標を持って突き進むということもなくなってしまいました。

とにかくお人好しで、のんびりとした性格で、自分のしたいことだけをやっているという状態の学生をよく見かけます。

こういう学生たちは、団体で何かをすることが、一番苦手だし、嫌いです。ですから、みなで一緒に何かを詩yぷというような提案をしても、ほとんど成功しませんし、そういった呼びかけをしようとする学生も現われません。

中国で騒がれ始めた一人っ子問題で、再び日本の少子化問題、ゆとり教育問題を思い出してしまいました。もう教育面ではその課企画が行われ始めましたが、少子化のもたらす問題は、双簡単には解決しません。

これからも、そのことについては、充分に考えなくてはならいでしょうね☆