知る世界 「桂川日記」(44)「京都での初詣」

年末がさっぱり年末らしくならないまま、慌ただしく年の始まりを迎えてしまいました。

さっぱり落ち着いた気分に浸る時間もないままに、大晦日を迎えたわけです。こんな年末は実に珍しいことです。除夜の鐘がテレビ中継されるのを聞きながら、来る年の自分について考えうのが常でしたが、今年はまったくそのような時間をもつことも、そんな気分になることもなく、ただ慌しく時は新たな年へ向かって行ってしまったのでした。

近くの氏神様での話ですが、近来まれなほどの参拝者で、初詣は大変な人であったということでした。

いつでも私が参拝に行く頃は、仮に元日ではあっても、初詣の人が一段落してしまったあとなので、境内も震撼としていたはずなのですが、今年は人の姿が消え去らずにいました。

時代が混とんとして、先が見えないということもあるのでしょうか・・・。

そんなことを考えながら、昨年からの最後の授業を行うために京都へやって来ました。また今年も京都を中心とした、所謂畿内としたところを散策することになります。

今年は卯年ですが方角でいいますと、東に当たるのだそうです。そこで平安京が出来た時に、東の守りとして建てられたという岡崎神社へ行くことにいたしました。ここは兎が神の使いということになっていますので、さまざまなところに卯の文様が象徴的に使われていますが、参拝者も多く、お札を頂く方もかなり多かったように思います。

たまたま年初の授業があったのをいい機会にして、京都の神社でも初詣をすることになりました。

今年もよろしくというわけです。

岡崎神社境内の写真
岡崎神社の写真
神の使いの兎の写真
狛犬と兎の写真