知る世界 「旅雑記」(33)「京都アスニー」

わざわざ「京都アスニー」というタイトルをつけたのは、意味があったのです。

最近はただの観光旅行に飽きた人も出てきているように思うのですが、所謂歴女などと言われる若い女性は、ただ流行に乗っているだけで、ファッション感覚を楽しんでいるだけの人がかなりいるようです。特に歴女という女性は、ほとんど殺伐とした戦国をたくましく生き抜いた戦国武将に興味があるだけで、それ以外の年代の歴史には、あまり興味はないようなのが残念です。

目下わたしが通っている京都などは、とにかく歴史の上に歴史が積み重なってしまっているようなところで、なかなか興味の尽きないところなのですが、突然やって来ると、どこへ行けばその手掛かりになるようなものに出会えるのか判らないことがあるのではないかと思います。

そこで今回は、どこへ行けば効率よく歴史のポイントへいくことが出来るのかを、ご紹介いたしましょう。

一番、手っ取り早いのは、京都駅の観光案内所へ行くことです。 そこにはあちこちで催されている行事がポスターになっていますし、カウンターには案内をしてくれるベテランが何人も控えていて、地図まで下さってその場を教えて貰えます。

私も簡単にその場へいけるので、目標を決めておいて、乗り物の相談に行くことが多いのですが、行き先が決まっていなかったら、是非、相談してみましょう。

今回のお勧めは、手っ取り早く昔の京都・・・つまり平安京の様子を知るために、「京都アスニー」へ行かれることをお勧めしたいと思います。

バスで丸太町千本というところで降りると、もう直ぐにかつての内裏に立っていた、朝廷にとって大事な儀式などを行った大極殿址の碑が立っていますし、大臣たちが会議を行った朝堂院址の碑がたっています。そこから信号を一つだけ越えて歩くと、直ぐに目標の「京都アスニー」のビルへ着きます。

ここへ行くと平安京のひろがりが、ジオラマで見ることが出来ます。 しかもボランテアで説明をして下さる方もいらっしゃるので、そういう人とお喋りをするのも、楽しいのではないでしょうか。

企画ものが楽しめる所としては、三条あたりの天皇や貴族の住まい後を探してみる楽しみを含めて「京都文化博物館」。現在の京都御所の隣にある「京都市歴史資料館」などを覗いてみるのもたのしいのではないでしょうか☆

平安京朝堂院碑の写真
京都アスニーの写真
京都アスニー展示の写真
京都文化博物館の写真
在原業平邸址の写真
京都市歴史資料館の写真