知る世界 「旅雑記」(45)「話題の両国国技館」
大相撲の話題で大騒ぎですね。
もう大分昔から、言われている八百長という問題は、噂になりつづけていました。特に幕内と十両の境界にいる関取、十両と幕下の境界線にある人に、どうもおかしいという取り組みがあったことは確かです。
いつもそのギリギリの者が勝って、現在の地位を守るというケースを、何度も見てきました。
これまで何も問題にならないできたほうが問題です。
最近はそれほど熱心にテレビ観戦することもなくなりましたが、時には実際に両国国技館へ出かけて観戦することもあります。若いころですが、親方の北の湖が現役で有った頃、そのドキュメントをレコードにするので、取材にも出かけたことがありました。 まだまだ相撲が国技として存在していた頃のことです。
少なくとも日本人の中には、国技の相撲は存在していました。 あまりにも突然噴き出してきた、野球賭博、八百長相撲、と不祥事です。愕然とせざるを得ませんでした。しかしかねてから臭い、臭いと思って来たことが、ついにあからさまになったなという受け止め方でした。
折角、こうした機会が訪れたのですから、限りなく大掃除をして貰いたいと思います。
そんな最中に、いつも通った国技館周辺から、何か話題となるものはないかと探したのですが、いくつかの写真を見つけ出しました。
いつも国技館へ出かけた時には、近くを散策して帰るのですが、その時、国技館の敷地には、力士に相応しい「出世稲荷」があったり、忠臣蔵の伝説的な義士と言われる槍の使い手である「俵星玄蕃(たわらぼしげんば)の屋敷」があったと書かれた高札がああったり、近くの蔵前橋を渡ったところには、かつて国技館の有ったところには、「蔵前址」を示す石碑が立っていたりします。
これからは、あのあたりを散策する度に、いやな思いをしながら歩かなくてはならないであろうか、伝説的な思い出は、美しいままであって欲しいものですが☆・・・