知る世界 「旅雑記」(46)「一日遊楽」
先日、親族のTの誘いで、久し振りに箱根を訪れました。
前から行こうと約束をしながら、予定を組むと必ずどうしても変更しなくてはならないことが起こってしまって、伸び伸びになっていたのですが、今年は兎に角行こうと準備して決行したのでした。 天気はいいし、ゆっくりドライブを楽しむのもいい、遊楽のための一日でした。
いつも一泊という短い休息のスケジュールの中に、どこかわたしの取材に向いた所を見つけてきてくれているのですが、今回は熱海の起雲閣を探しておいてくれました。
テレビでも取材があって、ちょっと観てはいたのですが、兎に角一度は行ってみたいと思っていたところでした。
かつては鉄道大臣の別邸であったところですが、その後実業家の手に渡り、やがて市が買い取って博物館として公開するようになったところで、さまざまな特色のある建物が連なり、庭が整備されていて、かつては谷崎潤一郎、尾崎紅葉、太宰治、三島由紀夫、武田泰淳、坪内逍遥、舟橋聖一、志賀直哉、山本有三など、作家たちにも愛されていたようで、どの部屋もそれぞれ特色のある作りになっていました。
一時、金沢の旅館業を営んでいた人がここを買いとって営業していたということもあったので、壁の色に金沢の特色を活かしたところもあって、さまざまな時代と文化を楽しむところとしては、いいかも知れません。
この日は富士も美しかったので、お楽しみ下さい。
是非、一度、遊びに行ってみるのもいいかも知れませんよ☆