知る世界 「旅雑記」(47)「取材も延期でした」

いよいよ京都嵯峨芸術大学、NHK放送大学文京センターでの講義に先だって、今年の目標である飛鳥、伊勢、平城、平安京の史跡を探索していくことが目標でしたが、東日本大災害の影響で、その予定は、ことごとく変更せざるを得なくなってしまいました 。止むを得ないことです。

実は今年は、かつて駆け巡った飛鳥の地を訪ねることから始めたいと思っていたのです。吉野宮滝、淨御原宮跡、甘樫丘、真神原、飛鳥寺、首塚、二上山等々、数えきれないほどの思い出のあるところです。

すべて予定は変更になってしまいましたが、春の到来と共にゆっくり、態勢を整え始めました。

動いた結果、どういうことが発見できるか楽しみです。

勿論、書籍の執筆を頭に置きながらの取材です。

すべては動いた結果で決まります。

実際に企画に従って動いてみて、読者に興味を持って貰えるかどうかを吟味した結果、公表するという手筈になっているのですが、果して、「よし、いこう」とその気になるのは、いつ頃になるか、今の段階では見当がつきません。

まだ、東京ではあちこちの地震の余波などで、一瞬不安になることも多いのです。

早く、落ち着いて貰いたいのですが、自然の力のすさまじさを思うと、古代人にとっては、それが神の力であり、人間たちの生活の汚れ、歪みを咎めてきた証しだと受け止めたかもしれません。

どうでしょうか、この際、超科学、超科学といい気になってきた我々への、神が叩く警鐘だと思って、暮らしの周辺について思い巡らす機会なのではないでしょうか。

今回は「桂川日記」「旅雑記」共に、これまでの予定を一切変更して書きました。従って、今回はどのコーナーも写真なしにしました。

春の到来とともに、いいお話が出来ますように、祈っています☆