知る世界 「旅雑記」(54)「もう一度」

昨年、その博物館を訪ねるために行ったのですが、今回はその二度目の探索です。

「斎宮」まで、近鉄特急で二時間余、それから在来の山田線を使って「斎宮」へ着きました。今回は、博物館へは寄らずに、駅の裏手に広がるかつて斎宮があったところを探索することにしました。

兎に角、京都から時間をみて旅立ってきたので今回は実に慌ただしくなってしまいました。もしここへお出でになるのであったら、早朝に、名古屋方面から来るか、京都方面からお出でになるといいですね。

在来線の山田線の本数が少ないので、近鉄特急と上手く連絡できるようにしないと、今夏氏のように、いささか慌ただしいことになってしまいます。

今回は駅の裏手に作られている古代体験博物館を見学したあとで、その前の広大な広場に作られた「斎宮」のk簿が判るように、どのあたりに、どのような建物があったのかが、まるでジオラマのように作られているので、その中をゆっくりと探索してみるのも、楽しみの一つになるのではないでしょうか。

この広場の奥の森には、斎宮の碑が立てられていますので、その規模がどの程度のものであったかがよく判ります。

古代から、皇女たちがこのようなところへ、伊勢の神の御杖代として送られてきたわけで、華やかであった京都を離れて、実に寂しいところへやって来るわけで、中には精神的におかしくなってしまった人もいたように思います。

目下、そうした国家の安穏を祈るために、天皇の代わりになってやって来た、若い皇女たちの歴史を追っている私は、こうした遠いところの取材を終えて、今は京都の市中にその関係する史跡を取材しています。去年から始まった取材ですが、もう暫くかかりそうですね。

兎に角、じっくり、じっくりと、迫って行くつもりです。現在はこうしたドキュメント風の者の他に、所謂、小説にも取り掛かっていますので、その取材も行っているので、大変多忙な日々を過ごしております。

新円、早々に、元気で作業を開始しましたので、そのお話をすることにいたしました☆

古代体験博物館の写真
斎宮碑の写真
斎宮ジオラマの写真