楽しむ世界 Faile(45)「ひとくち古代史」(転生)

宗教界、特に仏教の世界でいわれる言葉に、「転生」ということが言われます。

それでいうとしたら、私たちの暮らす社会・・・つまり現世は、苦界(くがい)ということが言われています。言うまでもなく、楽しく、嬉しい、幸せを感じる時間よりも、苦しいこと、悲しいこと、辛いこと、厳しいこと等々、他得られないようなことを味わうことが多い世界です。

私たちは次の世界・・・つまり何の苦しみもない安穏な暮らしの出来る世界で生きられるような時がきますように、苦界で修業しているのです。だからこそ、その辛さに耐えられずに、やけを起こしたり、無茶苦茶をやったりしてしまうというようなことをしてしまうと、苦界から別の世界へ移って、別の命として生きることは出来なくなってしまいます。

「転生」というのは、別の世界で、別の命を貰って生きつづけるということなのです。

時には別の姿、別の命となって生きて行くということです。 苦界での徳の積み方に寄りますが、歴史上の人物たちも、現代に転生して、別の姿で生きているということも出来るのです。時には人間でないかもしれません。昆虫に転生することもあるかもしれません。

兎に角、理想の世界へ転生するには、この苦界である現世で、どう生きて行くかが大事です。

一生懸命に生きて行きましょう。

結果を考えないで、真っ直ぐに生きて行きましょう。そんなことが出来難い世の中ですが、それを貫くことが大事なのです。

果たして、あなたはどんな世界、どんな命として「転生」することが出来るのでしょうか☆