楽しむ世界 Faile(49)「ひとくち古代史」(忌詞)

古代においては、神に仕える者などに多くあったのですが、その後一般社会においても、言葉にすることをはばかるということで、それをまともには言わずに言葉を変えて使うということがありました。つまり「忌詞」(いみことば)というものです。

 

「死ぬ」ことは「なほる(治る)」、「病」は「やすみ」、「泣く」ことは「しほたる(塩垂れる)」、「血」は「あせ(汗)」、「打つ」ことは「なづ(撫でる)」、「難」は「くさひら(菌)」、「墓」はつちくれ(壊)」と呼び、ほかにも、「堂」は「こりたき(香燃)」、「優婆塞・うばそく。仏教で在家信者のこと」は「つのはづ」(角筈)などと呼んでいました。元の名称を辿ってみると、面白いかもしれません☆