読む世界 Faile(34)「いつも暖気運転」

昨今は何につけてもスローを心がけようという訴えが多くて、とにかくゆっくり進むことが求められています。そんな時代に逆らう訳ではありませんが、決して自動車の運転に関してのお話を書こうという訳ではありません。

私の周辺に、若い人で、何か書こうとする人が多いので、少なくとももの書きを目指す方だったら、ちょっと知っておいたほうがいいと思われることをアドバイスをしておきたいと思って、書くことにしました。

何につけても、ゆっくりとしようということが言われる時代ですが、じっくりと書こうという姿勢はいいとして、とにかくのんびりとやっていては、いつになっても作品は完成しません。 少なくとも作家を目指すのであれば、一般の方とは違った生き方をしなくてはなりません。

つまり姿勢の持ち方次第なのです。

いちいち細かく説明をするわけにはいきませんが、大雑把に注意点を上げるとしたら、自己管理をしっかりとしなさいということなのです。執筆をつづける一つの知恵として、常に暖気運転をつづけておきなさいということをお勧めいたします。

ほとんどの人が何か書こうとしていても挫折してしまうのは、ものを書く態勢を維持できなくなるということが多いからです。 プロの人は別ですが、アマの場合は、執筆を始めてはみたけれども、その途中でいろいろな雑事が飛び込んで来りするので、そんな時にはどうしても執筆を中断して、そのままになってしまうということが多いのです。

一度止めてしまうと、なかなか直ぐに作業のつづきを始めるということは出来ません。

ほとんどの人はここで暫く投げ出してしまうか、そのまま面倒臭くなって放棄という状態になってしまいます。

今回はそうならないための習慣をつけるためのノウハウです。 何か書き始めたら、気持を維持するために、たとえ用事があって中断することがあっても、決して完全にそれで中断しないで、いつでもそのつづきを書きつづけられるようにいておくことが大事です☆